一途がーる(紫) (ページ1)

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いちずページ1

私は今まで、性格で褒められたことはほとんどない

一途

一応これは、褒め言葉。

私の唯一の長所だろう。

ふり返れば中学時代に彼を好きになった

そこから、"担降り"というものはしたことがない。

彼が、髪の長い人が好きと言えば

本気で8m20cmまで伸ばそうとした。

残念ながら50cmで止められてしまったけれど。

うるさいやつは嫌い。

そう言えば、いつも馬鹿ばっかりしてた私は急に静かになった。

リアクションは変わらないけれど。

私の人生は彼のためにあるようなものだ。

いつかテレビで、
「東大ってすごいなあ！」

そう彼が言った。

そして私は、東大に行けば彼に会える。
そう信じ、
不可能と言われた東大に合格した。

無論彼には会えなかった。

今まで通り、ライヴで会うだけだ。

いや、観るだけか。

そして働く。

もちろん関ジャニ∞のグッズやツアーの費用のために。

そんな傍から見れば仕事一筋の私、

気づけば都内の高級マンションの最上階に

独り身ながら住んでいた。