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78話。 ページ30

A『結局あの二人1時間くらい云い合いしてたなぁ…』

夕食の準備をしながらそんな事を考えていると太宰さんが入って来た。

A『とうとう不法侵入する様になりましたか…』

太宰「えー…駄目?」

A『目を潤ませて可愛い雰囲気出しても世間的に駄目ですよ。私が着替えている途中だったら如何する心算だったんですか?』

太宰「…ごめんなさい。」

A『解れば良いんです』

太宰「今日の夜ご飯何ー?」

A『豚カツです。』

太宰「お肉なんて珍しい…」

A『魚が高かったんですよ』

太宰「ふーん…」

A『所で太宰さん』

太宰「なぁに?」

A『何故私は後ろから抱き着かれてるんですか?』

太宰「うーん…Aが可愛いからかなー?」

A『冗談も程々にしてください。動きにくいですし…』

太宰(冗談じゃないんだけどなぁ…)

何だか分からないけど渋々離してくれた。

A『そう云えば…太宰さん』

太宰「?」

A『少し前に中也が云ってた意味が最近分かりましたよ。』

太宰「何の話?」

A『太宰さんがスパルタって話です』

太宰「そう云えば云ってたねぇ…確かAがマフィアなりたての頃だっけ?」

A『はい。…本部まで競走した時でしたかね…?』

太宰「…もう相当前じゃない?」

A『ですね…』

太宰「で、何で分かったんだい?Aの前ではあまりスパルタと云われるような事はしてない筈だけど…芥川君かな?」

A『まぁ龍から直接聞いた訳ではないんですけど…太宰さん龍の事褒めたり肯定したり喜びそうな事しないじゃないですか』

太宰「しないねぇ」

A『それが思ったきっかけですかねー…あと休憩所で黒服の皆がスパルタがどうとか云ってたので…』

太宰「ふぅん…で?Aは私の事如何思ったの?」

A『別にそれを太宰さんがしていようと私にとっては大して関係の無い事なんですけど…たまには優しくしてあげないと人間…壊れちゃいますよ』

太宰「それは芥川君の事?」

A『そうですよ。《飴と鞭》って云うじゃないですか』

太宰「…私飴の方とか出来なーい」

A『出来ますよー』

太宰「あ!そうだAがやればいいじゃないか!!!」

A『…え?』

太宰「だってAかなりの世話焼きだから出来るよ!!!」

A『え…?一寸待ってください…つまり…』

太宰「私が鞭でAが飴って事だよ!」

A『えぇぇぇぇぇ!?!!?』

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もったん☆(プロフ) - 話が出来次第パスワードを無くすのでそれまで待ってて下さい(汗)ご感想ありがとうございます! (2018年11月8日 20時) (レス) id: c140e273f3 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 面白かったです!パスワード教えてください! (2018年11月8日 20時) (レス) id: dd34fb9e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もったん☆ | 作者ホームページ:ないのです。  
作成日時:2018年8月30日 22時

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