猫好き少女の異常な日常。【文スト】

４５話。 ページ47

A『今このヨコハマは龍頭抗争が１ヶ月程前に終わったばかりです。殆どの組織が多くの異能力者を失い、今はポートマフィアに宣戦布告なんて出来る組織はありません。』

太宰「ヨコハマ以外の組織っていうのは決まりなんだけど異能力者は1人2人位だと思われるよ。」

中也「何でそんなに確信できるんだ？」

太宰「この前の抗争で異能力者が減ったのはヨコハマだけじゃないんだよ。雇われて地方から色々な異能力者が来ていたし自分達の仕事相手を守るために日本中の組織から異能力者が集まっていたしね…」

中也「っつー事は…ヨコハマだけじゃなくて今日本は異能力者が少ねェッて事か？」

森「そういう事になるねぇ…」

紅葉「鴎外殿。」

森「何だい？紅葉君」

紅葉「部下に逃げさせた敵の追跡の報告が来たぞ。」

森「…で、場所は？」

紅葉「ヨコハマから東京に抜けた所で車ごと突如消えたそうじゃ。」

森「へぇ…それは不思議だね。」

太宰「単に見失ったのか…異能力か…異能力で消えたとなると周りの風景と一体化させる能力か幻術のようなものか本当に透明になったのか…」

A『あのー太宰さん…？』

中也「駄目だな彼奴聞いてねェ」

森「…東京か…Aちゃん」

A『はい』

森「東京での任務と並行して敵の本拠地の情報も出来るだけ集めてもらえるかい？」

A『了解致しました。』

森「太宰君と中原君はどうせ奪い取った休み時間で東京行くんでしょ？」

中也「まぁ太宰の奴を連れ戻さなきゃいけないので…」

太宰「探して来ますよー…しょうがないから」

A『では私はこれで。』

太宰「私も帰る。」

中也「失礼しました。」

ー廊下ー

太宰「夜ご飯食べに行こう！」

A『行きましょうか』

中也「手前ら本当に状況分かってんのか…？」

太宰/A「『攻められてきてて外に出るのは危ない。』」

中也「はぁ…俺は資料片付けに自分の部屋戻るからな…」

A『問題を起こさないように頑張ります！』

太宰「今日は入水しません！」

中也「行ってこい!!!」

ー高級そうなお店ー

A『あの…太宰さん…』

太宰「何？」

A『何でこんな高い所にある高そうなお店に…？』

太宰「今回は私に店選び任せてくれるんでしょ？」

A『こんな所なんて聞いてませんよ?!』

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