検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:570 hit

ページ7

「・・・分かるよ。僕も同じ。」





彼女は心外、という顔をした。




『キミも、人ならざる者?』



僕はコクリ、と一度だけ頷いた。彼女は誰も自分の事を理解してくれなくて相当苦しんでいる。僕もかつて彼女のような境遇にいたのだから痛いほどに分かった。




「僕も、人ならざる者。歌うとみんな気絶したり、最悪死んだりする。」




普通には喋れる。と僕は付け足した。




『だから・・・こんな山奥に住んでるの?』






「うん。ここなら大好きな歌が歌えるから。」





彼女はお茶をそっと飲んだ。




そして一言。






おいしい、と。




それが僕とキミの出会いのお話。

七→←五



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.4/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:ファンタジー , 幸せ , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夕焼南桜 | 作者ホームページ:http://aIKtu&souselove  
作成日時:2017年11月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。