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『やっほおおーう!今日も来てあげたよおう!』








無遠慮に敬礼の仕草をしながら僕の家に入ってきた女の子、コリアンダー。







彼女は毎日学校が終わるとここにきて夕方まで帰らない。さっき誰も来ないって言ったけど、コリアンダーがここに来ているから前言撤回。






「来なくて良いって言ってるだろ。調味料。」





『誰が調味料よ!あいにく私は調整が苦手なの。』





「そういう事じゃない。コリアンダーっていう調味料あるだろ?」





軽く会話を済ませて、僕はキッチンに彼女に出すようのお茶を用意する。キッチンと言ってもまだ未完成で、雨をしのげる程度。






家そのものが雨をしのげる程度の家なんだけど。





『相変わらずボロいね?ここ。まあ好きだけど?』




彼女は笑っている。普通の年頃の女の子なら嫌がるだろうに。



「コリアンダー、やっぱりキミは変わってる。」




僕は呆れながら彼女にお茶を差し出した。残念ながらお茶菓子は出せない。

三→←一



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作者名:夕焼南桜 | 作者ホームページ:http://aIKtu&souselove  
作成日時:2017年11月17日 20時

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