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十二 ページ13
「琥珀・・・?何があったの・・・?」
「・・・っ!」
とんでもない事をしてしまった。
死んではない。死んではないが、意識はないのだ。これから何もないで生きていける保証はどこにもないんだ。やってしまった。
取り返しのつかない事をやらかしてしまった。
「歌ったの・・・?」
図星をつかれ僕は何も言えなかった。
コリアンダーは冷たい目で僕を見てきたヤツのもとに歩き近づく。
しゃがみこみ、彼女は一言こう言った。「琥珀がやったの?」。
「・・・・・・ゴメン。」
自分がやったと言う変わりに僕は謝罪した。
「大丈夫。逆に、ありがとう。」
予想外の彼女の返答に、僕は驚き言葉を失った。
「・・・・え?」
「こいつが、キミの家を壊そうとしたんでしょ?キミが歌ったのは正当防衛だったんでしょ?」
優しく曇りのない声で彼女は続けた。
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作者名:夕焼南桜 | 作者ホームページ:http://aIKtu&souselove
作成日時:2017年11月17日 20時