＊ ページ43
Aside
『俺はな、平安時代、天皇家の三男だったんだ』
そう、そして雫は兄さんの嫁、英世は有名な歌人で
天皇家とは遠い親戚だった
『三男だった俺は自分で言うのもなんだが
三兄弟の中で一番できるやつだった
それをよく思わなかった父さんは
俺に臣籍降下させたんだ
だけど身分が下がったからって
一応天皇の息子だ』
『周りは俺にプレッシャーをかけつづけた
その結果ぐれたんだよ』
そう、父さんに認められたくて頑張ったのに
父さんには裏切られ、兄共からは蔑まれ、
母さんなんて身分が下がった途端に見向きも
しなくなったからな……
そりゃァグレるわ
『だが転機が訪れた
あいつが現れたんだよ
鏡花の母親が』
あいつとは俺がお忍びで町に出たときにあった
あいつは農民の娘で身なりこそは汚かったが
俺の見てきた中では一番輝いていた
『それからは早かった
恋に落ちて結ばれて…』
『でも終わりも早かった
だって結ばれた三日後に
俺を妬んでいた奴らに殺されたから』
俺は当時は既に異能が目覚めていたから
どうして助けられなかったか自分を憎み…自害した
そこで物語は終わったように思えるが
まだ続いていた
何故か転生したんだ
もしかしたらあいつも
転生してるかもと思ってやっと見つけた時には
家庭を築き、子供がいた
でもやっぱりあいつのことが好きだから
泉家の養子という設定にしてもらうよう
雫に頼んだんだ
その後は幸せな日々が続いたが
あいつは死に、鏡花だけが生き残った
とりあえず雫に鏡花に嫌われるように
記憶を変えてもらい失踪し
途中で出会った道造と義理の兄弟になった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月影シュクル - なしゅさん» ありがとうございます！ですがしばらくお休みしようと思っているので、また再開する時まで待って下さると嬉しいです！ (2018年11月5日 13時) (
レス) id: 8659c9fea7 (このIDを非表示/違反報告)
なしゅ - つづきがたのしみです！ (2018年10月20日 21時) (レス) id: 336038cb15 (このIDを非表示/違反報告)
月影シュクル - 零さん» お返事おくれました！リクありがとうございます。更新のペースはゆっくりになりますが頑張りますね♪ (2018年10月15日 11時) (レス) id: c07d7aa064 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 探偵社に行く話にしてみるのは、どうでしょうか？ (2018年9月24日 0時) (レス) id: b6abb7a5b2 (このIDを非表示/違反報告)
月影シュクル - 影さん» ご想像にお任せします！が、後々関係がわかってくる予定です！ (2018年9月4日 20時) (レス) id: 9436558cd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月影シュクル x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hinaam/
作成日時：2018年8月10日 12時
