■ ページ35
お昼を食べ終えて今は15時。
もうすぐイルカのショーが始まる。
『ショッピ！ショー見に行くで！はよ！』
shp「そんな急がんでも大丈夫やって」
『1番前がええんや！』
僕達が着いた頃にはもう真ん中あたりの段しか空いていなかった。
『ショッピのせいや…』
shp「すまんの」
渋々そこに座る。
暫くするとみんなお待ちかねイルカの登場。
イルカってホンマかわええよなぁ。
「じゃあ、イルカさんと遊びたい人ー！」
飼育員のお姉さんがマイク越しで大声を出す。
イルカと遊べるんか!?
『なぁショッ＿』
行ってもええか？と聞こうと思って横を見ると、
思ったよりショッピの顔が近くにあった。
『…』
我ながら綺麗な絶句である。
shp「行ってええよ」
『…お、おぉ！ありがと！』
そう言われたので手を挙げてお姉さんにアピールすると見事に指名された。
僕はショッピに行ってくる、と言ってステージに向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
shp.side
あっっぶな…
Aが楽しそうやからつい見入ってたなぁ…
見てたのバレたか？いや、Aのことだし気付いてない筈。
ステージに上がったAは俺の方を向いて手を振る。
俺は軽く手を振り返す。
一段上に座っている女子高校生からは黄色い声が聞こえる。
全てA宛てのもの。
あんまAのこと気にしないでほしいわ。
俺だけ見てられればええんやから。
Aは自分の話題で盛り上がってる彼女らのことを知る由も無く、イルカと遊んでいる。
イルカがジャンプしたところでAの出番は終了。
大興奮、といった表情で帰ってくるA。
『イルカ凄いなぁ！かわええし賢いもんな！』
後ろの2人はAを見て可愛い、と笑っている。
shp「楽しかったか？」
『楽しかったで！』
shp「良かったな」
そう言って俺はAの頭をぐしゃぐしゃに撫でる。
『ちょ！ぐしゃぐしゃなるやん！』
そう言いながら俺の髪を崩すA。
どうだ見たか！これが幼馴染の力や！
後ろの女子高生にドヤ顔をかますと、不思議そうに離れていった。
良し。
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
イルカのショーも終わり、帰りのバスに揺られる。
俺の隣で眠るAは相変わらず整った顔をしていた。
shp「…お前ホンマ顔ええな」
小声で言っても反応は無い。
遊び疲れて眠ったのだろう。小学生だから仕方が無い。
shp「ずっと2人で遊べるとええな」
Aもそう思うやろ？
【科学は全てを解決する！】揚げたらなんでも美味しくなるやろ！リベンジ→←水族館
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海未［うみ］(プロフ) - 人狼のやつ、眼光の使用者は光らないと思いますよ (2020年5月1日 22時) (
レス) id: d98e594d97 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - ましぃさん» ありがとうございます〜！！ (2020年4月13日 21時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
ましぃ - この作品面白すぎるw話も凄くいいし笑っちゃうw更新頑張ってください！応援しています！ (2020年4月12日 11時) (レス) id: f5daa61569 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - ぽん酢さん» 嬉しい…ありがとうございます！ (2020年4月6日 20時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - (´・ω・｀)さん» そう言っていただけて光栄です！ありがとうございます！ (2020年4月6日 20時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ | 作成日時：2020年3月29日 15時
