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#17 ページ18

グルッペンside



俺は両肩を掴んで揺らすが、反応は無い。


クソッ…!

逃げられた…!



あの研究者の日記の最後になんて書いているのか聞きたかったんだが…。

…それはまた次の機会か。



『どうなさいましたか…?』


Aは驚きからか細かく瞬きをした。



gr「いや、特に何も無い」


『俺に何を命令したんですか?』



Aが恐る恐る聞いてくる。


gr「話をしただけだ。暇つぶしのな」


Aは納得してくれたようだった。



____________


何か見られてる感じがするんだよな〜…。




…ここに来て大分経った。

最近、誰かからの視線を感じる。



俺は鋭い方ではないので視線を感じる程度だ。

きっと俺より凄い人は視線の出所がどこかまで分かるんだろうな。


『あの〜…そこにどなたかいらっしゃいますか?』

後ろを振り返り、声をかけるが案の定返事は無い。



『怖いなぁ…』


こういう時は誰かの元へ行こう。


2人の方が断然安心する。




______

___


『ひとらんらんさん…?ですか?』


ht「覚えていただき光栄です。長いのでひとらんで良いですよ」


中庭に行くとひとらんさんがいた。

話しかけると優しい笑顔を向けてくれた。


こういう人が英雄だったら、みんなもっと心強かったんだろうな。

どうしましたか?と聞かれたので、見学ですと答えた。


?「ひとら〜ん誰か来た…?って英雄さんや〜ん!」


奥にある薔薇のある辺りから顔を出したのはオスマンさんだった。


『こんにちは…!』


os「英雄さんも来たんだし、ひとらんも休憩して3人でお茶でもどうや?」


オスマンさんは眩しい程の笑顔で言ってくれた。

ひとらんさんもいいね、と同意する。


『お2人の迷惑でなければ俺も良いですか?』

2人は顔を見合わせて笑った。



『な、何か変でしたか…?』



os「英雄さん!もっと堂々としててええんやで?
英雄さんが迷惑な訳無いやん!」

ht「そうです。遠慮しないでください」

そう言われて背中を押されて席に着く。

周りは花で囲まれていた。

オスマンさんが紅茶を淹れてくれて、良い香りが漂う。

os「どうぞ」

笑顔で勧められ、口にした紅茶は

すごく美味しかった。


os「そんな顔してくれるとこっちも嬉しいめう」

『そ、そんなに顔に出てましたか…!?』

お恥ずかしい…。


ht「英雄さんって案外人間味ありますね」


そんなに冷酷な人間に見えていたのだろうか…。

少しショックだ…。



_

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ーーー - 面白いです!! (3月6日 23時) (レス) @page32 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
我々軍 副隊長 - チーノさん推しなんで、最高です!!これからも頑張ってください。受験も頑張ってください! (2022年6月2日 13時) (レス) @page32 id: 87f77450ee (このIDを非表示/違反報告)
ひゅう(プロフ) - やば、めちゃくちゃ面白いです!これからもがんばってください! (2020年6月9日 20時) (レス) id: 11002cd545 (このIDを非表示/違反報告)
竹介太郎(プロフ) - この小説最高っす…面白すぎてヤバイ()更新頑張ってくだせぃ(ロ)ゞ (2020年6月7日 18時) (レス) id: 48891dbb4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新されてる!?ヤッタァ!この後の展開どうなっちゃうのー!← 相変わらず小説作るのうまいっすね神っすね← (2020年5月16日 18時) (レス) id: 701acce8ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さささ | 作成日時:2020年3月29日 10時

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