#65 ページ27
ゾムside
Aが撃たれた…！
Aを助けな…
Aを速く連れて帰って、それでぺ神のところに…！
俺達はAの傷口を、各々が持っていた物や服を破って縛った。
だが血は止まらない。
俺はAを背中に乗せて走っていた。
背中にはAから出た液体が染みて来ているのが分かる。
背中に広がる生温かさとは反対に冷たくなって行くAの身体…
足止めたらアカン…！
Aが死んでまう…！！
sho「ゾム！こっちの方が近い！」
ut「あとどんくらいで着くんや…！めっちゃ疲れたわ〜…」
shp「このペースで行けばあと2時間くらいちゃいます？」
皆がAを助けるために一緒に走ってくれている。
お前はこんなに仲間に愛されとんで。
Aも頑張りや…！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
ut「なんやこれ…！」
sho「城、崩れたんやな…」
やっとの思いで着いた我々国の城は倒壊していた。
インカムの通信でロボロが言っていた��へでもない��は俺らを心配させないためのものだったことであることを皆が認識した。
rbr「……！お前ら、こっちや！」
城を唖然と眺めていると
シェルターから出てきたロボロに声をかけられた。
インカムで事前に報告はしていたからきっとシェルターの中にある医務室に連れて行ってくれるのだろう。
rbr「A達帰って来たで！」
いつもより少し狭い医務室の扉を開けると
しんぺい神が出迎えてくれた。
sn「みんなお疲れ様。Aくんを見せて」
俺が背を見せるとぺ神はAを抱える。
そして、Aを見て顔を歪めた。
sn「なるべく情報が欲しい。俺の質問に答えてくれるかな」
ぺ神はAをベッドに運びながら俺らに言葉を投げかける。
他の軍医達には手術についての話をしていた。
sn「撃たれたとき、距離はどのくらいあった？」
zm「大体やけど5m、くらいやな」
sn「…なるほど。銃の種類は？」
shp「ピストルの類でしたよ。弾は22LRかと」
sn「撃たれた直後の様子は？」
ut「吐血してたわ」
sho「傷口から血出ぇへんように縛りはしたんやけど…血、あんま止められんかった」
ぺ神はなるほどと言った後、他の軍医に声をかけられ手術室の方へ向かって行った。
sn「助かる確率は決して高くはない。
…でも彼の生命力を信じて全力を尽くすよ。
みんなはもう前線に戻っても大丈夫だよ」
Aのそばにいたいのが本音やけど
…それして負けたらAに怒られてまうよな。
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りと - お疲れ様です！何と言ってもあの話が…と言いたいところですが何故か一番好きなのは作者様の敬語でユニークなことを言ってる時ですかね…(何だこいつ)兎にも角にも、楽しませて戴きました！面白い作品を世に放って下さり有難う御座います！！ (7月24日 9時) (
レス) @page50 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - わんぱんさん» そういうことです！読んでいただきありがとうございました！ (2020年11月22日 20時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
わんぱん(プロフ) - ああああ！！！61とか紛れ込んでると思ってたがそういう事か！すごい面白かったです！感動しました！素敵な作品ありがとうございました！ (2020年11月20日 7時) (レス) id: b542029aeb (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - れいんさん» ありがとうございます…！ (2020年4月23日 19時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
れいん - お疲れ様です。とても感動しました。 (2020年4月22日 14時) (レス) id: 4d71c550a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ | 作成日時：2020年3月18日 8時
