年上彼氏〜five〜

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「ただいま〜」

「おじゃまします」




この前帰ってきたのが正月だから
半年以上帰って来てなかったんだ！






姉「お母さ〜ん、Aと彼氏さん来たよ」


「信ちゃん、ここ座って〜」


「おん」


？「お〜Aじゃん！」


「は？！健兄ちゃん！？何やってんの？」


「誰？」


「斜向かいの家の健兄ちゃん。幼馴染。小さい頃はよくいじめられたけど」


健「いじめてないだろ？可愛がってやっただろ？」


「なんでいるの？」


姉「言ったでしょ？私も彼氏連れて来てるって」


「え？じゃあおねぇとの彼氏って健兄ちゃんなの？」


姉「なんか文句ある？」


「健兄ちゃんがまじで兄貴になるなんて…」


母「騒がしいわね、まったく」


「お母さん、ただいま〜」


「は、はじめまして、村上信五です」


母「Aの母です」


姉「お父さんは？」


母「着替えてるわよ」


父「もう終わったよ」





お、やっと全員そろったね！




「じゃ、ピザ食べよっか！」


「お前な〜」


「ん？」


姉「あんたって子は〜」


「だって、冷める…」





も〜、みんな堅いんだから



「ご挨拶遅くなって申し訳ありません。村上信五と申します。」


父「父の晶彦です」


母「母の春代です」


姉「私さっき言ったけど姉の美鈴」


健「美鈴の婚約者の柿本健一です」


「は？婚約？！おねぇ！私聞いてない！」


「全然帰って来ないあんたが悪い」




いつの間に…




父「本当に村上くんだったなんてな」


「あのね、嘘で言ってたら私だいぶイタコよ？」


母「同棲してるんでしょ？」


「はい、お世話になってます」


母「大丈夫？この子〜」


姉「お世話って、世話かけてんのAの方でしょ」


「否めない…」


「いや、本当に」




信ちゃんが微妙に標準語になってるのが面白い(笑)



「私家事全般得意だからね！ピザ取っちゃう様なお母さんとおねぇとに言われたくないよ」


姉「言い返せない」


「おねぇとお母さん料理下手っぴなの。お父さんは得意なんだけど、たぶんギリギリまで寝てたんだね」


「へ〜」

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