年上彼氏〜five〜

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「はーい、できたよ〜」




今日のメニューは

鶏胸肉と長ネギのレモン炒めと
大根と油揚げのお味噌汁
豆腐のオクラのせ



「いただきまーす」
「いただきます」




「ん〜うま！」


「んふ♪よかった」


「チーは膝の上か？」


「うん、寝てるよ」


「Aに似てきてもうたか〜」


「呑気ってこと？」


「んや、寂しがしやってこと」


「そうなの？チーちゃん？」


「お前おらんくて寂しかったんやろ」


「遊び相手いなかったんだね〜」


「だから帰ってきて嬉しいんちゃう？」


「そっか〜 ……信ちゃんは？嬉しい？」






黙ったまんまニコッて微笑む信ちゃん




言葉にしなくても分かる様になってきたよ



前は言葉にしてくれなきゃ
不安だったけど




その笑顔で言いたいこと
なんとなく分かるよ




「これさ、オクラ多いやろ」


「多い方が美味しいじゃん？…あ！」


「なに？」


「お土産忘れた…」


「別にいらんよ」


「うん、信ちゃんはそう言うとは思ったんだけどね、大倉さんに頼まれてたんだよ〜」





う〜ん、可愛い女の子いるよって
紹介して許してもらうか！






「A、」


「ん？」


「そろそろ挨拶行こうかと思うんやけど」


「あ、実家？」


「おん」


「とりあえず仕事落ち着いてからでもいい？」


「ん、わかった」

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