なんやかんや仲がいいんです。【木村良平】

絶対振り向かせてやる！！ ページ8

良平side

貴「...さっさぁ？？推しとしては最推しだから好きだけど、恋愛としては見てないよ？？」

朝、Aにそう言われた時、やっぱりあいつはそうなんだな...ってちょっと悲しくなってしまった。

昔から好きなのは俺だけだったのか、ってな。

でも、俺はとある話を代永か江口に聞いたことがある。
Aが彼氏を作らないのは、小学生の時のことがあるからって。

そういや俺ってあいつの過去のこと、1度も聞いた事ねーな...というかなんであいつらが知ってんだ？

こんなに長く一緒にいるのに、俺が知らないことってまだまだあるんだな。もっとAのことを理解してやらねーと。


そして、あいつが過去のことなんて忘れるくらいに俺のことを好きにさせてやる。絶対にな！！



木「絶対...振り向かせてやる！！」



Aside

私は、だいぶ昔に江口くんとかウィングさんに聞かれたことがある。

「Aは彼氏作らないの？」

いや欲しいですよ？？？世の中のリア充が羨ましくなってるくらいめちゃめちゃに欲しいんです！！！！！

あわよくば良平が...なんてね？あはは...笑

でも、私には小学生の時のことがあるから。

ちょっと、恋愛は怖いんです。

だから彼氏は『作らない』っていうか、『作れない』んです。

欲しいんですよ！！！？何回も言いますけど！！！


この話を良平にしたところで、良平は多分うちの事好きだから？...いや自分でこれ言うの恥ずかしいな。
この話を言っちゃえば諦めてくれるのかなぁって思うけど、なんか言い出せないままでいる。

だからなのかな？仲がいい2人に言っちゃったんだ。
良平に伝わってないといいんだけど。



貴「私のこのトラウマってやつを取り除いてくれる人って、いないかなぁ...」

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