タイプじゃないです、隆二くん２

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隆｢...ん｣



チラっと見ると、厳つい顔は




少し頬が緩くなっていて、




｢...えい！｣



差し出した手を掴み引っ張れば、




隆｢うわ！｣




｢あはは！！だっさー(笑)｣




今市もびしょびしょになる訳で、




こんな人達だっていてもいんじゃない？って




心の中の私が呟いていた




隆｢お前な〜！｣




周りから見れば、どう見えるかな？





友達？恋人？兄弟？




私じゃ釣り合わないかな？




｢きゃああ！(笑)｣




ううん、釣り合わないなら




釣り合わせばいいんだ。





簡単な話じゃない。




隆｢Aの頭にわかめついてんぞ！｣




｢え！！｣




隆｢ばーか、ついてねーよ！｣




イタズラっ子に笑う今市、




｢もー！｣



髪の毛をぐしゃぐしゃにすれば、




髪をかきあげる姿さえ、色気があって




でも、無邪気に笑ってて





そんな今市の隣でずっと笑っていたい。

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