タイプじゃないです、隆二くん２

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岩｢どーした？｣



誰かに今の気持ちを話したくて、



でも、この気持ちを話したら今市に対しての



感情が消えそうで怖い




｢剛典...｣




岩｢...｣




｢剛典...私、どーしたらいいのかな...｣



だんだん目の前が滲んでいく




岩｢A、俺んち行こっか｣



私が泣きそうなのに気づいたのか、



優しく手を引いて歩いてくれる。




何も話さず帰る帰り道は涙が止まらなくて



私の顔を見る度剛典は｢大丈夫｣って言ってくれる



その度に安心して涙が止まらないの




岩｢どーした？話せる？｣



お茶を持ってきて、落ち着くまで待ってくれている



｢...ありがと｣



ゴクッと飲むと、冷たいお茶が喉を冷やす




それから、剛典に全部話した



今市が私を好きという気持ちを信じられないこと



女子のこと取っ替え引っ替えの人と同じ気持ちなのが許せないこと、




｢もっと、強くなりたいよ...揺るがないで芯の強い気持ちが...欲しい...｣



岩｢A....｣



涙の止まらない私を見て、




剛典も泣きそな顔をみて、この人が友達でよかったって心から思えた。



ギュッと抱きしめてくれる。



剛典の匂いが私を落ち着かせてくれる。




｢...剛典のこと好きならよかった…｣




岩｢…｣



ただ単純に想っただけ。



単純に。

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