電話 ページ10
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≪中島、学校行ってんだって?≫
聞きなれた幼馴染の声、全身の力が抜けていく
『元から行ってたし』
≪保健室登校、だろ?≫
声がからかうように揺れている。
何も言い返せずに黙ってると、でもさ と言葉を紡ぐ彼奴の声。
≪俺は中島が授業受けて仲間と騒いでんの、すっげー嬉しいけど。≫
俺は行けねえからさ なんて言った彼奴の声は悪戯な子供みたいだ。
『でも、正直周り女子ばっかで友達とか出来ねえんだよな』
≪ふは、お前昔と何も変わんねーじゃん≫
≪で、楽しい?≫
『…まあ』
曖昧に言葉を濁した俺にまた笑って彼奴が言う。
≪何、好きな子でも出来た?≫
『…は！?』
思わず声がひっくり返る。
≪でも、そうなら俺は嬉しいけど。≫
『…何だよそれ。』
≪中島は…さ、≫
それっきり訪れた沈黙。
何だよ。なんて続きを急かすと、息を吸う音が聞こえた。
≪もう、忘れても良いと思う≫
電話越しの菊池の声は確かにそう言っていた。
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ムコ - 受験生頑張ってくださいねー (笑) (2015年9月12日 23時) (
レス) id: 5d9745b94f (このIDを非表示/違反報告)
おれんじｼｭｶﾞｰ(プロフ) - ムコさん» ありがとうございます!! コメント,いただけて本当に嬉しいです 笑 受験生なので沢山の更新は難しいと思いますが 頑張ります!! (2015年9月12日 17時) (レス) id: 9719c6597d (このIDを非表示/違反報告)
ムコ - 更新続編気になるので楽しみに待ってます気になりすぎて寝れなくなりました(笑)頑張です初見です (2015年9月5日 1時) (レス) id: 5d9745b94f (このIDを非表示/違反報告)
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