#231 ページ47
どうやら私とゼノ以外は起きているらしく
外から騒がしい声が聞こえた
ぼーっとしていると
不意に天幕に誰か入ってきた
キジャ「シノ、起きたか」
シノ「おはよ…」
ジェハ「おはようと言うより、遅よう…だね」
遅…そんなに寝てたのか
キジャ、ジェハに続いて
ヨナとシンアも入ってきた
たったの一晩
寝ていただけなのに
なんだか懐かしく感じる
シノ「…なんで…こんなに大勢?」
キジャ「そなたとゼノを起こしに来たのだ」
ああ、なるほど
そして皆はゼノに声をかけ始めた
するとゼノは
ぼんやりと目を開け
私達を見るなり
驚いたような顔をした
キジャ「いつまで寝ておるのだ」
シンア「もう昼過ぎ…」
え、マジ?
ジェハ「年寄りは早起きだって言うのにねぇ」
ヨナ「色々あってゼノも疲れたのね、寝かせておきましょ」
するとゼノは
手招きをした
ゼノ「みんな、みんな、近う寄れ」
キジャ「何だ?」
ジェハ「動けないのかい?」
ゼノ「もっともっと」
私達がゼノに近付くと
ぐいっと引っ張られ
「「「「「うわあっ」」」」」
ゼノに倒れ込んだ
キジャ「な、何だ?」
シンア「おしくらまんじゅう…?」
ゼノ「ふははっよしよし…みんな…大きくなったなぁ…」
・
・
シノ「ゼノ!」
夕方
一人で散歩しているゼノに声をかけた
ゼノ「黒龍?どした?」
シノ「夢でユナ様に会った…ゼノによろしくって…」
ゼノ「!…そか……黒龍、いい顔になったな」
シノ「え?」
ゼノはそのままどこかへ歩き去ってしまった
ユナ様にも言われた
いい顔って…
どんな?
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寅嶋部緋鯔(プロフ) - 佳月さん» ありがとうございます(*´ω`*)何故か角度がかわっちゃうんですよねー笑 これからも宜しくお願いしますm(_∞_)m (2015年11月21日 2時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
佳月(プロフ) - キジャ超いいです!作者さんが90度違うっていうとこでなぜか吹きましたいいなぁ、うまくて。これからも小説頑張ってください! (2015年11月21日 2時) (レス) id: 9f9ea344e1 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» そう言っていただけて嬉しいです(´∀`*)ウフフありがとうございます! (2015年11月3日 19時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - いやいや、すごくいいですよ。幻想的でふんわりした感じで。 (2015年11月3日 19時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» リクエスト頂いた空中散歩です、夜の空中散歩という形で描いてみたのですが…他にも色々な構図で描いてみたのですがなかなかに納得出来なくて… (2015年11月3日 18時) (レス) id: 438fc38ec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寅嶋部緋鯔 | 作成日時:2015年11月3日 0時