＃221(誤字訂正 11/23) ページ37
ユナ｢シノ…だったわね、貴女に話さなきゃならない事があるの｣
シノ｢何ですか？｣
ユナ｢話さなきゃならないと言うより、謝らなきゃならない事かな…さっき、私と黒龍の会話の記憶を見たでしょ？｣
ユナ様が
黒龍から血を賜った時の記憶
血と一緒に
牙を賜った時の記憶
シノ｢…はい｣
ユナ｢結局、後世まで大変な苦労をかけてしまったみたいね…ごめんなさい｣
そう言ってユナ様は私に
深々と頭を下げた
シノ｢…私はずっと…この能力は呪われていると…この体に流れる血は…穢れているとばかり思っていました…｣
ユナ｢…知っています｣
シノ｢でもこの能力のおかげで、何度も仲間を救うことが出来たんです、どうか頭を上げてください…私は、ユナ様がした事はそりゃあ後世に苦労をかけると思います、でも、間違っているとは思いません…私もきっと…同じ事をしたから…｣
記憶を見て
全てを知って
そう思った
もう
良いのだ
ユナ｢ありがとう…｣
思い悩んでいた割には
案外あっけないものだった
でもなんとなく
そんな気はしていた
というか、そうじゃなかったらやってらんない…かな
私達はしばらく
誰もいない
私の知らない緋龍城を歩いて回っていた
シノ｢そういえば…今までこうしてお話する事も無かったのに、どうして今頃…｣
ユナ｢私が貴女に語れる、私の記憶がもうすぐ底を付くからよ｣
その言葉に私は
足を止めた
そうか
この人は
この歳で亡くなったのか
幼い頃から私に流れ出した記憶
重要な記憶は
至るところで
何度も出てきたが
概ね私が歳を重ねる度に
記憶の中のユナ様や周りの人達も歳をとっていった
もうすぐ
あの記憶に
緋龍王の身代わりとなった記憶に追い付くのか
ユナ｢そしてこれから見る記憶は…私の娘…シュラの記憶…｣
最初の不完全な黒龍
名前はシュラだったのか…
ユナ｢貴女と一緒に見たいな…なんて…いいかな？｣
シノ｢勿論です、でもまずは、ユナ様の記憶をすべて見てから…ゆっくり見ましょう｣
ユナ｢それもそうね｣
そう言ってユナ様は
残りの記憶を私に見せてくれた
私の中の�爛罐瞥有瓩�
全て繋がった
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寅嶋部緋鯔(プロフ) - 佳月さん» ありがとうございます(*´ω｀*)何故か角度がかわっちゃうんですよねー笑 これからも宜しくお願いしますm(_∞_)m (2015年11月21日 2時) (
レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
佳月(プロフ) - キジャ超いいです！作者さんが90度違うっていうとこでなぜか吹きましたいいなぁ、うまくて。これからも小説頑張ってください！ (2015年11月21日 2時) (レス) id: 9f9ea344e1 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» そう言っていただけて嬉しいです(´∀｀*)ｳﾌﾌありがとうございます！ (2015年11月3日 19時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - いやいや、すごくいいですよ。幻想的でふんわりした感じで。 (2015年11月3日 19時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» リクエスト頂いた空中散歩です、夜の空中散歩という形で描いてみたのですが…他にも色々な構図で描いてみたのですがなかなかに納得出来なくて… (2015年11月3日 18時) (レス) id: 438fc38ec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寅嶋部緋鯔 | 作成日時：2015年11月3日 0時
