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#215 (誤字訂正 11/22) ページ31

ゼノ「…や、みんな元気?」

キジャ「ゼ…ノ…」

ゼノ「よしよし、まだ生きてるな」

キジャ「そなた…一体…」

ゼノ「…俺は攻撃されなければ何の力もない落ちこぼれ…だけど、再生される度、この身体は鋼へと変化する」

淡々と語るゼノは

ゼノ「今なら…白龍もどきの腕力も、緑龍もどきの蹴りも出来るよ」

静かに

ゼノ「どうする?俺はお前らと違って限りがない、何百年だって闘える」

冷たく

ゼノ「おいで、時間はたっぷりある」

そう言った



ユン「あ…兵が…退いていく…」

ヨナ「ゼノ……!」

ゼノの所へ駆け出す二人

ゼノはいつも頭に巻いた布につけていた龍の紋章の入った飾りを拾い

見つめている

ヨナ「ゼノ…!」

ゼノ「あ…娘さん、無事…?」

ゼノの問に答えることなく

皆はゼノを抱きしめる

ヨナが飛び付いたものだから

その勢いでゼノは尻餅をついた

ゼノ「…………おいおい、みんな怪我して…」

呆気に取られた

まだ鱗の残るゼノの顔は

ゼノの無事を確認し

涙を流すヨナの顔を見て

フッと和らいだ

ゼノ「大丈夫、生きてるから…みんなかわいいなぁ」

その光景を

私とジェハ、それにハクは

側で見つめていた




















私達はカルガン達に別れを告げ

高華国へと戻る事になった

遠いのもあるが

一応病人がひい…ふう…みい………

ユン「比較的症状は軽いけどシノもだよっ!!」

あ、私もか

じゃあ四人か…面目ない

という事で

行きより少し日数がかかった


高華国に着いた日の晩

私はすっかり回復し

病人天幕を脱した

辺りを散歩していると

ゼノ「黒龍、もういいのか?」

という声が聞こえ

見上げると

木の上に声の主はいた

シノ「ああ、ユンから許可も貰ってる」

ゼノが着ていた服はビリビリのボロボロになってしまったため

代わりのものを着せている

丁寧に洗ってからユンが縫ってるようだが

それでも追いつかない位だったからなぁ

しばらくゼノと歩いていると

少し開けた場所に出た

シノ「ねぇゼノ、あんたやっぱり…ユナ様の事知ってるだろ」

ふと

ゼノに聞いてみたくなった

ゼノは

私に優しく微笑み

ゼノ「うん」

と答えた

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設定タグ:暁のヨナ , 原作沿い , ジェハ   
作品ジャンル:アニメ
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寅嶋部緋鯔(プロフ) - 佳月さん» ありがとうございます(*´ω`*)何故か角度がかわっちゃうんですよねー笑 これからも宜しくお願いしますm(_∞_)m (2015年11月21日 2時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
佳月(プロフ) - キジャ超いいです!作者さんが90度違うっていうとこでなぜか吹きましたいいなぁ、うまくて。これからも小説頑張ってください! (2015年11月21日 2時) (レス) id: 9f9ea344e1 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» そう言っていただけて嬉しいです(´∀`*)ウフフありがとうございます! (2015年11月3日 19時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - いやいや、すごくいいですよ。幻想的でふんわりした感じで。 (2015年11月3日 19時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» リクエスト頂いた空中散歩です、夜の空中散歩という形で描いてみたのですが…他にも色々な構図で描いてみたのですがなかなかに納得出来なくて… (2015年11月3日 18時) (レス) id: 438fc38ec4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寅嶋部緋鯔 | 作成日時:2015年11月3日 0時

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