＃207 ページ22
あれから数日
予想通り
高華国軍の圧勝で戦は幕を閉じた
病人達はまだ熱が高く
私達は村にとどまり続けていた
ゼノ｢娘さん大丈夫だから、四龍は爆発的な能力を使う分、身体 弱りやすいんだ、白龍達は今ちょっと休養が必要なだけだから｣
ゼノはいつものようにヨナに話す
ここ数日
ゼノは私に今まで通り接してきた
まるで
あの夜が無かったことのように
ヨナ｢ゼノとシノは大丈夫なの？｣
シノ｢へ？あ、あぁ…まあ何とか…｣
ゼノ｢ゼノは丈夫なだけが取り柄の黄龍だから｣
話の流れで
ゼノと私で男共三人を看病することになった
ヨナとハクは小さい方の天幕で何やら話していたようだが
恐らく今回の戦の事だろう
今回の戦でのスウォンの目的
金州奪還に加え
グンテ将軍との信頼関係をより強固にする
あとはまあ
火の部族長となったキョウガとの信頼関係を結ぶ目的もあるのだろう
この度の戦…
ヨナはどう考えるのだろうか…
ゼノ｢黒龍ー！水ー！｣
シノ｢わかってるよ！｣
・
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ゼノ｢皆元気かぁー？｣
ジェハ｢元気に見えますかー…？｣
ゼノが天幕に入るや否や
そんな茶番があった
ジェハ｢病人男だらけの天幕で見舞いに来る可愛い女の子もいなくて…ここはこの世の地獄だね｣
ゼノ｢じゃあ緑龍の元気が出るように女装して来るから｣
ジェハ｢結構です｣
シノ｢あれー？ここに女がいるんだけどなー…｣
私は手拭いを濡らし
皆の額にのせていく
キジャ｢うーむ…情けない、龍ばかりこんな…｣
ゼノ｢緋龍城から離れたからな｣
キジャ｢え…四龍は緋龍城を離れると病にかかるのか？｣
ゼノ｢違う違う、でも緋龍城は龍神の加護が強い城だから…元々、黒龍も含めて俺以外の龍はあんま丈夫じゃないし、病なんかには子供みたいに抵抗が低くなっちゃうんだ｣
キジャ｢な…なんと…ではなぜシノは元気なのだ？｣
シノ｢子供の頃、同じような病にかかったことがあったんじゃない？記憶にないけど｣
キジャ｢なるほど…黒龍の能力というわけか…｣
シノ｢いや、病は適応外なんだ…だからこれは人間的免疫…かな…どっちにしろ、ゼノが言ったように私も抵抗力が低くなってる、下手すりゃ毒の耐性も弱まってるかも｣
ジェハ｢…だから龍の里は国外までは移動しなかったのかな…｣
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寅嶋部緋鯔(プロフ) - 佳月さん» ありがとうございます(*´ω｀*)何故か角度がかわっちゃうんですよねー笑 これからも宜しくお願いしますm(_∞_)m (2015年11月21日 2時) (
レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
佳月(プロフ) - キジャ超いいです！作者さんが90度違うっていうとこでなぜか吹きましたいいなぁ、うまくて。これからも小説頑張ってください！ (2015年11月21日 2時) (レス) id: 9f9ea344e1 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» そう言っていただけて嬉しいです(´∀｀*)ｳﾌﾌありがとうございます！ (2015年11月3日 19時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - いやいや、すごくいいですよ。幻想的でふんわりした感じで。 (2015年11月3日 19時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» リクエスト頂いた空中散歩です、夜の空中散歩という形で描いてみたのですが…他にも色々な構図で描いてみたのですがなかなかに納得出来なくて… (2015年11月3日 18時) (レス) id: 438fc38ec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寅嶋部緋鯔 | 作成日時：2015年11月3日 0時
