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お話の始まりは
私が三歳の頃
物心つき始めて
やっと
少しずつ周りを気にするようになってきた頃
シノ「かあさま、こくりゅうってなあに?」
母「それはね、あなたや私の事を言うんだよ」
シノ「わたしと…かあさま?」
母「そうだね…そろそろシノも、いろんなことを知らないとね」
そう言って母上は
今晩、お散歩に行こうか
と言った
勿論私は行くと言った
そしてその晩
大きな満月が草原を淡く照らす中
私達は母上の友人…先代青龍に会いに行った
帰り道
母上は私の手を引きながら
母「前に、お前はいろんなところから…トクントクンって音が聞こえるって言ってたろう?」
シノ「うん、今も聞こえる」
母「そりゃ龍たちの心臓の音だ、私にも聞こえる」
シノ「りゅう?」
母「7つくらいその音聞こえるんじゃないかい?」
シノ「うーん……うん、7つ」
母「やっぱり、そのうちの一つがさっき会った青龍…いや、先代青龍かな」
シノ「ねえ、りゅうってなあに?」
母「仲間だよ、詳しいことはお前がもう少し大きくなったらね」
シノ「うん!」
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寅嶋部緋鯔(プロフ) - 佳月さん» ありがとうございます(*´ω`*)何故か角度がかわっちゃうんですよねー笑 これからも宜しくお願いしますm(_∞_)m (2015年11月21日 2時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
佳月(プロフ) - キジャ超いいです!作者さんが90度違うっていうとこでなぜか吹きましたいいなぁ、うまくて。これからも小説頑張ってください! (2015年11月21日 2時) (レス) id: 9f9ea344e1 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» そう言っていただけて嬉しいです(´∀`*)ウフフありがとうございます! (2015年11月3日 19時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - いやいや、すごくいいですよ。幻想的でふんわりした感じで。 (2015年11月3日 19時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» リクエスト頂いた空中散歩です、夜の空中散歩という形で描いてみたのですが…他にも色々な構図で描いてみたのですがなかなかに納得出来なくて… (2015年11月3日 18時) (レス) id: 438fc38ec4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寅嶋部緋鯔 | 作成日時:2015年11月3日 0時