【刀剣乱舞】まぁ！なんとかなりませんよね！【鯰尾藤四郎】

成り代わり7日目 ページ7

この声、外見はたしか一期一振…
鯰尾藤四郎を含む粟田口の兄の太刀、だったかな…

目の前も眩んできておりほぼ見えなくなっているが大好きな兄の声を聞き間違えるわけがない

「いち、兄…」

「鯰尾、もう大丈夫。
すぐに助けますからね。」

そう安心するような声で話しかけてくれたいち兄の後ろには粟田口の他の兄弟達が走ってきていた。


「鯰尾兄さん！！！」


耳も聞こえにくくなってくる
また、こんなところで
でも前世よりはマシかななんて。
大好きな兄弟達に看取られて死 ねるんだもんね。

「薬研！鯰尾を手当てしてやってくれ！
秋田、前田は主殿に連絡を！」

段々とまぶたが下がってくる
ここで終わりかな
案外あっけなく終わっちゃうんだな


「鯰尾兄さん！目を閉じちゃダメだ！
…いや、今は寝てくれ。
次に目が覚めた時は…」


薬研を筆頭に弟達が手を握ってくれる
その暖かさからか余計眠くなってくる。
薬研の声も聞こえなり意識を手放すのだった。








「…寝たか。」

「どうしてこんなところで単騎出陣なんか…」

「…話は後にしよう。
主殿からの帰還命令が出た。
今は鯰尾を本丸へと運ぼう。」

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