96話 気づき2 ページ46
福島side
喉が乾いたから、コンビニへ行ったら潤さんに会った。普通にしようとは思っても、気まずくて去ろうとしたら呼び止められた。
スタスタ。
話って…やっぱりあの事だよね…。
福山「葵…本当にごめん!俺、葵の話をきちんと聞きもせずに、小野の事好きとか決めつけて、勝手にイラついて…。」
福島「!!…それは私もです。私もすぐ怒っちゃってすいませんでした。ほっぺた、痛かったですよね…。」
福山「いや、あれのお陰で少し冷静になれて考えさせられたよ。葵を泣かせて、何してるんだろうって…。」
福島「ありがとうございます…。潤さん、私は…。」
福山「?」
潤さんが他の人を好きでも構わない。けど、この気持ちは伝えないと後悔する事になる。
福島「私は…潤さんの事が…!」
福山「葵。」
その言葉は遮られてしまった。
福山「ごめん。」
福島「!…そう…ですよね。すいません…。」
やっぱりそうだよね…。
福山「違うよ。もし…俺が今思ってる事が葵と一緒なら、それは俺に言わせて。」
福島「えっ?」
福山「俺は…葵の事が好きだよ。きっと…随分前から、俺は葵に惹かれてた。こんなにも好きになってた。」
福島「え…っ…。」
ポロッ。
福山「!?な、何で泣くんだよ!?ごめんな、困らせて…。」
福島「違います…。嬉しくて…。」
福山「え…それって…?」
福島「潤さん、私も……好きです!ずっと前から…。」
福山「!!まじで…!?ホントに!?」
福島「は、はい…っ!」
やっと言えた…!
潤さんも同じだったなんて…。
ぎゅっ。
福島「潤さん!?」
福山「ありがと…葵。もう絶対泣かせたりしないから。俺と…付き合ってくれませんか…?」
福島「…っはい!お願いします…!」
福山「…じゃあ、クリスマスは一緒に過ごそ?」
福島「え?けど…潤さん、仕事じゃ…?」
福山「マネが調整してくれてさ。23日と24日にフルで働くから、25日はオフなんだ。だから、俺とどっか遊びに行こ?」
福島「はい!」
やったぁ!潤さんと…クリスマス過ごせるんだ…。
福山「あ、そーだ。買い物してたのに呼び止めてごめんな。俺も何か買うから、コンビニ戻ろ。」
福島「あ、はい!」
ぎゅっ。
潤さんは私の手を握った。
!?
福島「何してるんですか…!」
福山「いいじゃん。もう恋人同士なんだから。俺…ホントに嬉しい…。」
福島「っ///」
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月4日 14時) (レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺真 | 作成日時:2017年4月3日 16時