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95話 気づき ページ45

福山side

福山「…。」

俺は葵の事を泣かせてしまった。
初めてだった。葵のあんな表情を見たのは。

何で…あんな顔したんだよ…。だって葵は小野のことが好きなんじゃ…。

わからない…俺にはわからないよ…。

スタスタ。

宮野「あれ〜?じゅんじゅん!こんな時間に何やってるの〜?」

福山「マモ!俺は…ちょっとね…。そっちこそ何やってたんだよ?」

宮野「ラジオ収録終わりなんだ〜。にしても、じゅんじゅんの周りの空気すごい暗かったけど…どーしたの?」

!マモに聞いたら分かんのかな…?

福山「俺さ、さっき葵の事泣かしちゃったんだ…。」

宮野「えっ、葵の事を?」

福山「うん。葵は小野といて、嬉しそうに笑ってた。だから俺は葵に、小野と居れば?って言ったんだ。そしたら…。」

宮野「泣いちゃったんだ…。」

福山「うん…。」

宮野「そりゃあ葵が泣いても仕方ないんじゃない?」

福山「えっ?何でだよ?」

宮野「え、だって葵、じゅんじゅんの事好きじゃん。」

福山「!?はぁっ!?そんな訳…」

宮野「ないって言えるの?だって、じゅんじゅんと居る時の葵は、気付いてないかもしれないけど凄い嬉しそうに、幸せそうに、笑ってるよ?」

福山「…嘘だろ?」

葵が俺の事を好き?

宮野「え、本当に気付いてなかったの?二人共鈍感だね〜。てことだから、ちゃんと葵と話して、仲直りしなよ!じゃあね!」

スタスタ。

福山「ちょ…!」

行っちゃったよ…。…まじか。

…。明日ちゃんと葵と話をしよう。

スタスタ。



お腹空いたな。コンビニで何か買ってこう。

ウィーン。

店員「いらっしゃいませ。」

何かあるかな〜。

福山「!あ、葵…?」

福島「潤さん…!」

こんな所で会うなんて…。

福島「…っ。」 ペコッ。スッ。

福山「待って!あの…ちょっと話できない?」

福島「!は、はい…。大丈夫です。」

福山「良かった…。じゃ、外行こっか。あ、買い物してからでいいよ。」

福島「いえ、大丈夫です。外行きましょう。」

福山「あ、うん。」

スッ。


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設定タグ:鈴村健一 , 谷山紀章 , 櫻井孝宏   
作品ジャンル:恋愛
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月4日 14時) (レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嶺真 | 作成日時:2017年4月3日 16時

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