92話 魅力 ページ42
小野Dside
スタスタ。
小野D「それで、どこで飲むんですか〜?」
鈴村「んー、時間も遅いしなぁ。とりあえず開いてるところ。」
小野D「うわぁ、テキトー(笑)」
鈴村「別にええやんか。」
小野D「まぁ…。」
ドンッ。
小野D「!!」
俺は誰かにぶつかった。
鈴村「おいおい、大丈夫かぁ?…あれ?」
鈴村・小野D「葵?」
福島「…っ。大輔さん、鈴さん…。」
また葵は涙を流していた。 …。
小野D「葵…?潤は?」
鈴村「??」
福島「大輔さんっ…やっぱり…もう…駄目かもしれません…。」
小野D「えっ…?…とりあえずどっか入ろう。ね、鈴さん。」
鈴村「…。呑むのは今度にしよか。それどころじゃなさそうやし。俺先に帰るから、Dは葵の事ちゃんと送れよ。」
小野D「はい…。」
鈴さんすいません。ありがとうございます。
福島「っ……。」
ポロポロ。
小野D「葵…。歩ける?ほら、手貸して。」
ぐいっ。
福島「…!」
小野D「ここから俺の家近いから、とりあえず行こう。そこで話聞くからさ。」
福島「…。」
コクンッ。
ガチャ。
小野D「テキトーに座って。俺飲み物持ってくるから。」
ストッ。
ガチャガチャ。
……。
小野D「はい。カフェオレで良かったかな?」
福島「…ありがとうございます。」
ストッ。
俺は葵の隣に座った。
小野D「…それで俺が居なくなった後どうしたの…?」
福島「…実はーーーーー」
小野D「…そっか。」
潤は葵が俺の事を好きだと思ってるのか。
福島「何で…こんな風になっちゃうんでしょうね…。」
小野D「ごめんね、葵。」
福島「え…っ?」
小野D「潤の気持ちを確かめようとしてした事が、逆に潤に勘違いされちゃって…。」
福島「大輔さんは、悪くなんかないです…。私が駄目なんです…。私は…弱いから…。すぐに涙が出てきて…独りだと何も出来ない…。」
小野D「…。」
福島「こんなんじゃ、潤さんに嫌われても…仕方ないですよね…。」
小野D「!…っ。」
ぎゅっ。
俺は葵を抱きしめた。
福島「え…っ?だ、大輔さん…?」
小野D「そんな事ないよ。葵は充分に魅力があるよ。」
福島「…!」
小野D「潤もきっと同じ事思ってるんじゃないかな。…だから、今すぐとは言わない。けど、少しずつでいいから潤とも話せばいい。葵は自分の事を卑下し過ぎだよ。」
福島「…。」
小野D「葵は俺からしたら…好きになる位にたくさんの魅力を持ってるからさ…。」
福島「え…?そ、それって…。」
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月4日 14時) (レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺真 | 作成日時:2017年4月3日 16時