73話 2人でご飯2 ページ24
Aside
鈴村さんと2人でご飯をした翌日、谷山さんにもご飯に誘われて、これから食べる予定だ。
…このお店だよね。凄い大人っぽいお店。
ガラッ。
店員「いらっしゃいませ。」
A「あの…予約してたんですけど…。」
店員「谷山様のお連れさんですか?」
A「あっ、はい、そうです!」
店員「どうぞ、ご案内致します。」
スッ。
店員「谷山様はもう中におりますので、ごゆっくりお過ごしください。」
A「ありがとうございます…。」
個室なんだぁ。
ガラッ。
谷山「お、Aちゃん。」
A「谷山さん!すいません、お待たせしちゃって…。」
谷山「大丈夫!元はと言えば俺が呼んだんだし。来てくれてありがとね。なーんかAちゃんと2人で話したくなっちゃってさ。」
A「いえ、私も谷山さんと会うの楽しみでした!」
谷山「あはは、嬉しいこと言ってくれるね(笑)とりあえず何か頼もっか。」
A「谷山さんから決めていいですよ!」
谷山「んー、どれにしよっかなぁ。…。」
谷山さんはシャツにジャケットを羽織っていて、こういう大人っぽいお店に凄く似合ってる。
谷山「俺はこれにしよ〜。Aちゃんは?」
A「あ、私はこれで!」
谷山「おっけー。」
A「あ!そういえば谷山さんも今度イベント出るんですよね!乙女ゲームの!」
谷山「そーだよー。あれ?何でAちゃん知ってるの?」
A「昨日鈴村さんと2人でご飯した時に誘っていただいたんです。」
谷山「…へぇ。鈴くんに誘ってもらったのか。」
A「イベント凄く楽しみにしてます!」
谷山「ふっ、うん。乙女ゲームのイベントなんて、恥ずかしいよね〜。」
A「えっ、谷山さんも恥ずかしいと思うことあるんですか?」
谷山「おぉ?言うようになったなぁ。そりゃあ恥ずかしいさ。イベントとはいえ大勢の前で好き〜とか愛してる〜とか言うんだから。」
A「谷山さんなら喜んで言ってそうですけどね(笑)あ、でも鈴村さんは恥ずかしがってそうです。」
谷山「…。俺が喜んで言うのはAちゃんの前でだけだよ?そう…例えばこうやって…さ?」
A「えっ?」 スッ。
谷山「愛してる…俺だけを見ろよ…。」 ボソッ。
A「っ!?」
谷山さんは私の耳元でそう囁いた。
A「なっ、何言ってるんですか!!」
谷山「何って…分からなかった?もう一回言おうか?」
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月4日 14時) (レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺真 | 作成日時:2017年4月3日 16時