72話 2人でご飯 ページ23
Aside
A「えっ!イベントですか?」
鈴村「そー!今度乙女ゲームのイベントあるからAちゃん来てくれへん?」
今私は鈴村さんと2人でご飯を食べている。
鈴村「俺の他にも孝宏と紀章、潤も出るで!」
A「そうなんですか!?凄い豪華ですね。」
鈴村「葵は潤が誘ったらしいし、えりちゃんも孝宏が誘ったから、皆で見に来てよ!」
A「はい!是非行かせていただきます!」
ニコッ。
鈴村「うん!あ、せや…Aちゃん。」
A「はい?」
鈴村「文化祭のあと、会長くんとはどうなったん?大丈夫なんか?」
A「あ…はい。実はあの後ーーー」
田島「あ…A…。」
A「ヒロ先輩…。」
田島「ごめん!無理矢理酷いことして…。ホントにごめん…!もう2度とあんな事はしない。…許してくれなくてもいい。」
A「ヒロ先輩!?顔を上げてください。私はその気持ちだけで充分ですから…。」
田島「!…ありがとう。俺は勘違いをしていたのかもしれないね。」
A「え…?」
田島「鈴村さん達のこと。あの人達はAのことを大切に想ってた。だからあんなに怒ったんだね。A…あの人達を大切にね。」
A「…はいっ!」
鈴村「そっか…。良かったわ…。」
ニコッ。
ドキッ。
A「っ///」
びっくりした…。鈴村さんがいきなりあんなに優しく微笑むから…。
鈴村「ん…?どした…?」
A「…鈴村さんはずるいです。」
鈴村「えぇ?何やねんいきなり。」
A「何でもないですよ!」
鈴村「はぁ?教えろや〜!」
ドキッとしてしまったなんて言えない。最近の鈴村さんは前より一層大人の雰囲気が出ている。皆で話してる時はあまり気にならないけど、2人で話していると、自然と目が合うから照れてしまう…。
ドキドキ。
何でこんなにもドキドキするんだろう…。鈴村さんといるといつもこうなってしまう。まるで自分じゃないみたいに…。
鈴村「Aちゃん?」
A「あ、すいません!」
鈴村「どしたん、ぼーっとして。」
A「いえ…。」
鈴村「ほな、そろそろ帰ろか。」
A「あっ、はい!イベント楽しみにしてますね、頑張ってください!」
鈴村「あぁ、ありがとう。ほなまたイベントで!」
そして私たちは家に帰った。
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2017年4月4日 14時) (レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺真 | 作成日時:2017年4月3日 16時