62話 文化祭17 ページ13
谷山side
タッタッタッ。
谷山「はぁ、っはぁ。」
生徒「きゃー！きーやん！！」
ダダダダダッ。
女子生徒が俺を追っかけてくる。
警察のコスプレしてるから目立つな…。こんな事してる場合じゃないのに！
谷山「ごめん、皆！後で相手するから！…ね？」
先徒「はぁーーい！！」
はいって言って何でまだ追いかけてくるんだよ…！？
ダッ。
Aside
はな「…。谷山さん、行ったみたいだよ？」
A「…うん、ありがと…。」
私は今視聴覚室にいる。あの後はなに会って事情を説明してここにいる。はなは制服を持ってきてくれてそれに着替えた。
はな「本当に良いの？谷山さんに会わなくて…。」
ズキンッ。
っ…。胸が苦しい。何であんな事を言ってしまったんだろう…。谷山さんがそんな風に思ってるはずないのに…。
A「今は…考えたくないよ…。私は本当にどうしようもない奴だよね…。」
はな「そんな事ないよ。Aはもっと自分の気持ちを伝えるべきだよ。いつも我慢して抱え込んでるんだから。たまには自分で言わないと。」
A「…。言ったらきっと嫌われる…！面倒臭い奴だと思われて…いなくなっちゃう。」
ポロポロ。
はな「A…谷山さんはそんな事でAのことを嫌いになるような人じゃないよ。もちろん鈴村さんも。それはAが1番分かってるんじゃない…？」
A「！…そう…だね…。」
あの2人はいつも優しい。分かってたのに…。
っ…。あの時の谷山さんの顔が頭から離れない。私が言った言葉に対して、怒っていた…と思うし、驚いていた。そして…哀しそうだった…。いつも明るくて笑顔の谷山さんにあんな表情をさせてしまった。
A「私は……。」
ピリリリリッ。 ！
はな「！Aごめん…！クラスに戻らないと…。」
A「あ…。」
はな「Aはそこにいていいよ。私が言っておくから。落ち着いたら戻ってきてね。一緒にいれなくてごめんね…。」
A「ううん…。ありがとう、はな。」
ガチャ。バタン。
…何も飲んでないから喉が乾いた…。飲み物買ってこよう。少しなら出てもきっと谷山さん達に見つからないはず…。
ガチャ。バタン。
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嶺真 - ぎんスズさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょう！ (2017年4月4日 14時) (
レス) id: 12d796b897 (このIDを非表示/違反報告)
ぎんスズ(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってくださいね♪ (2017年4月4日 0時) (レス) id: f2392c08f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2017年4月3日 16時
