【ポケモン】転生したらチート過ぎた【ヒロアカ】 (ページ16)

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16.病室ページ16

side.A

──────『A。目覚めなさい』

アルセウスの声が聞こえ、目を開けば白い天井が視界に入った。そのまま動かせば黄色い髪が目に入り、半端ない安心感を感じた。

貴方｢けいご、さん。｣
ホークス｢A…？起き、て…！｣
貴方｢心配、かけて…ごめんなさい。…来てくれて、安心した｣
ホークス｢来るに決まってる。看護師さん呼ぶから待ってね｣

そう言ってナースコールを押した。…圧倒的に血が足りない。死にはしないけど私の体には輸血が出来ないし、戻るまで活動休止…いや、ポケモンたちだけでも何とかなる、か？

看護師｢狩得Aさん、今の症状を話せますか？｣
貴方｢はい、｣

症状を伝え終えると看護師さんは出ていき、直ぐに担当医が入ってきた。

医師｢無事に目が覚めて良かったです。あなたの現在の状態についてお話をしたいのですが…｣
貴方｢はい、お願いします｣
医師｢まず運ばれてすぐの状態ですが、左胸に銃弾が1つ。そしてその弾には個性が掛かっておりまして…。
あなたは今、その個性によって体の腐敗が進んでいる状態です。また銃弾は体の中で破裂して破片が残っており…見える範囲で取り除きましたが、もしかすると残っているかもしれません。申し訳ありません｣
貴方｢個性諸々についてはこちらで対処出来ますので大丈夫です。…1つ質問なんですけど、私に輸血しましたか？｣

私の血液は特殊だった。人間の血とポケモンたちと同じ血が流れている。
血液型は一応あるが、それでも人間の血が増えると活動に支障がでる。

医師｢いえ、輸血が必要ではあったのですが…そちらのホークスに止められまして。あなたが高校時代からコツコツと貯めていた血液のみ輸血しましたので、他人の血液では無いですよ｣
貴方｢！…ありがとうございます｣
医師｢いえ。では失礼します。｣

ホークスが態々…。私の言ったこと…それもちょっとした事をしっかり覚えていてくれたんだ。

貴方｢…啓悟さん、ありがとう。おかげで私、まだまだヒーロー出来るよ｣
ホークス｢俺はなんも出来てない。…頑張ったね、A｣