【ヒロアカ】こんばんは、残酷な世界。【呪術廻戦】 (ページ40)

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Episode139.印象ページ40

side.相澤

最初から、どこか雰囲気が変わったと思っていたがここまでとは思わなかった。
これが、磁操の本来の思考なんだ。
お守りを受け取ってから一切連絡の取れなかった同期を見た時の感想だった。

オール｢…｣
貴方｢ヒーローなら同業者よりも一般人だろうけど、生憎私たちは万年人手不足でね。そんな余裕ないんだよ｣
根津｢…分かったよ。ただ、もう被害が出ないようにして欲しいね｣
貴方｢それは私たちに言われても無理だよ。呪霊の存在を教えてくれる窓も居ないんだ、等級も分からないから派遣するにも困るんだ｣
根津｢それじゃあその"窓"という人を、｣
貴方｢こんな呪われた学校に行きたい！って言う人居ると思う？｣

前よりもずっと厳しい口調になったな、とぼんやり考える。
コイツはここまでヒーロー嫌いだったか？と記憶を辿るが、答えは出ない。

貴方｢取り敢えず、2ヶ月に1回ペースね。でも特級がみんな空いてる訳じゃないから、日付が前後する事もあると思う｣
根津｢2ヶ月…そんなに長くて大丈夫かい？｣
貴方｢厳しいとは思うよ。だってここ、内側からも呪い出来てるんだもん。これじゃあ私の結界があっても意味無い｣

結界を張ってたのか。この広範囲を？それとも校舎だけか？

貴方｢…ま、2ヶ月ペースで厳しかったらまた検討するよ。繁忙期はどうしても難しいだろうけど、努力はするよ｣
根津｢…それじゃあ、また頼むよ。磁操くん｣
貴方｢約束は出来ないかな｣
根津｢どうしてだい？約束しないと交渉決裂だろう？｣
貴方｢私がくる約束は出来ないってだけだよ。｣

そう言いながら資料を集める磁操。恐らく術式だろうか。

新田｢Aさん、これは焼却処分で良いですか？｣
貴方｢うん。念の為シュレッダーかけてからね。｣
新田｢ハイっす！｣
貴方｢それじゃ、私はこれで｣

帰ろうとする磁操に、1つ疑問を投げかけた。

相澤｢…お前は、もう俺たちと関わらないつもりか？｣
貴方｢……そうね。プライベートでは関わらないつもり。お守りも強化してるし、そもそも襲われないでしょうし。
…私は一般人を殺して術師だけの世界で暮らすのも良いなぁと思ってるよ。それほど呪いを作る君たちが嫌い。だけどまぁ、そんな事したら大事な後輩たちが悲しんじゃうからね｣

今、コイツは自分の為に生きてる。

相澤｢…そうか｣
貴方｢私はもう縛られたくないから。…それじゃ｣

去っていく後ろ姿を見届ける。恐らく、白雲が何か言ってたんだろうな。