【ヒロアカ】こんばんは、残酷な世界。【呪術廻戦】 (ページ24)

今日:10 hit、昨日:11 hit、合計:41,054 hit

Episode123.最善？ページ24

side.五条

高専にいる1級以上の術師を集めたはいいが、攻撃は効かない。
中に居るはずの先輩は魂まで干渉されてないって傑が言うから死んでないハズなんだけど…。

五条｢…腹の子供が気になって仕方ない、｣
夏油｢ホントに嫌なタイミングで乗っ取ったね｣
甚爾｢術式無効して心臓を1突きするか？｣
宿儺｢いや、アイツは恐らく呪霊。心臓が無くても死ぬことはない。…Aが帰ってきて死ぬ。
その前にそんなことしたらそれこそガキが死ぬぞ｣

話は進まない。
このままだと高専を抜け出して暴れ出す可能性もある。そもそも攻撃が出来ない、拘束も不可。
生徒たちは体力的に問題無いだろうが、大人たちが厳しい。

貴方｢……もう終わりか、つまんないね。この子供が気がかり？｣
五条｢……さぁ？僕達は君を殺すためにここに集まってるんだよ、そんなこと言ってられると思う？｣

後ろでは悠仁と七海が相談してる。何かいい案でもあったのか？

七海｢五条さん｣
五条｢どうした？｣
七海｢赤ちゃん、どんな感じですか？大きさとか、呪力の流れで掴めませんか？｣

待てよ、まさか赤ちゃんだけ取り出すってことか…？まだ6ヶ月か7ヶ月、完全に成長した訳じゃない。

七海｢アイツはわざと赤ちゃんの所だけ守っていない。それならそれを利用して、私たちが動きやすいようにする。……あの子にも、Aさんにも申し訳ないが、2人を守るにはこれが最善だと私は思います｣

父親である七海の強い意志。
赤ちゃんを見ても、お腹の割には大きいし障がいは残るかもしれないが死ぬよりはマシだろうか。

虎杖｢先生、ナナミン！俺に任せて｣

この決断が合ってるのかどうかは、分からない。…でも、大切な後輩と生徒を信じよう。

貴方｢あはっ、次は何するの？君たちが気にしてるこの子供の所しか攻撃出来ないよ？｣

無言で、ソイツの元へ近づく。
確か、硝子も保育器を置いてたよな。赤ちゃんを取り出して、直ぐに悠仁へ渡して…。反転術式でどうにかなるだろうか。

不安が残るまま、僕は領域展開をした。