【ヒロアカ】こんばんは、残酷な世界。【呪術廻戦】 (ページ20)

今日:9 hit、昨日:11 hit、合計:41,042 hit

Episode119.襲撃事件ページ20

side.A

貴方｢…襲撃事件、ですか｣
夜蛾｢あぁ。公安によると、今日の夜突入らしいが、暫くはこれ関連で呪霊が増えると思われる、とのこと｣
五条｢あのバカ校、何考えてんだっての。どう対策したか知らないけどさ、1回侵入されてんだからやめれば良いのに。しかも直前に接触されたんでしょ？｣
夏油｢やはり猿共はバカなんだよ。せっかくこちら側が落ち着いてきたと言う時に…。｣

8月中旬、高専所属の術師が集められて何事かと思えば、連日報道される"あの事件"で。

甚爾｢…呪霊を殺すのはいつも通りだから別に良いんだが、この任務をガキ共にさせんのか？｣
夜蛾｢あぁ、上層部からの命令で交流会は中止──｣
五条｢はぁ？そんなの許さない。せっかくあの地獄から解放されたのに楽しむ暇無いじゃん。｣
夏油｢これには賛成かな。これ以上大人の勝手な事情で縛るのは可哀想だ｣

東京校側は全面的に却下、となった。
まぁ上層部は許さないだろうから悟と傑、そして甚爾の3人が直談判に行くとの事。
この3人来たら怖いだろうなぁ…、なんてぼんやりと考える。

貴方｢…まぁ、呪詛師関連じゃなかったら回してください。呪霊だったら滅多なことがない限り金属とか持ってませんし、直ぐに祓えますから｣
甚爾｢…じゃあ俺が呪詛師引き受けるから俺の分の呪霊頼むわ｣
貴方｢助かる。胸糞案件多いと思うけどごめんね｣
甚爾｢んなもん慣れてる。｣

それからある程度の作戦を立てて、会議は終了。後から1級術師達にも通達が行くが、生徒たちにはバレないように、と言うことになった。
最近は若い子…というか、京都校も含め生徒のほとんどが1級だったりで任務が回らないかもしれないが、楽しい時間を過ごさせない、なんてことはしたく無かった。

これは東京校にいるみんなの意見だし、多少忙しくなったところで生徒たちが生き生きしてたらそれでいい。子供は元気な姿を見せてくれたらそれでいいんだ。

夜蛾｢A｣
貴方｢ん、何？｣
夜蛾｢…無理だけはするなよ、｣
貴方｢……うん、大丈夫。だって今は、みんなが居るから。誰も欠けてなくて、幸せだよ｣

前はこの歳まで生きられなかった雄も生きてる。傑だって、多少危ないとこはあっても何とかここに居る。

この世界は私が願ったから出来たようなものだと思ってる。多少キツい事が有るのは覚悟してた。
……ここで私がリタイアする訳にはいかないんだ。