【ヒロアカ】こんばんは、残酷な世界。【呪術廻戦】 (ページ18)

今日:6 hit、昨日:11 hit、合計:41,050 hit

Episode117.偶然ページ18

side.虎杖

釘崎｢あら、あの2人ナンパされてるじゃない｣
虎杖｢ホントだ！どうする？｣
釘崎｢今回宿儺も巻き込まれてるものね…。フォーメーションFよ！｣
虎杖｢了解！｣

誰かがナンパされた時のいつものおふざけをしようとしたら、誰かに声をかけられた。聞き覚えのある声だ。

切島｢おーい、虎杖ー！釘崎ー！｣

あー、ヒーロー科か…。正直関わりたくないな、と思って野薔薇の方を見れば同じだったみたいだ。2人でスルーする事を決め、そのまま恵たちの元へ向かう。

釘崎｢悪いわね、私の連れなの。｣
宿儺｢遅いぞ、何やってた｣
虎杖｢わりーわりー、迷子の子居たんだって｣
伏黒｢来たならいい。野薔薇、次何処だ｣
釘崎｢次は2階のブランド回るわよ！｣

ナンパしてた子たちもスルーしてるけど許して欲しい。だって後ろにヒーロー科の人達来てるし。
まぁ抜け出したところで、だったんだけどさぁ…。

切島｢久しぶり！お前らどこの高校行ったんだよ？急に居なくなってビックリしたんだぞ？｣
上鳴｢そうだよ！最後の挨拶くらい来いよなー！｣

野薔薇と宿儺のテンションが明らかに下がった。これ以上はヤバいかなぁ…。
恵に目配せをして、2人を先に行かせる。向こうは納得してないけど我慢して…。

虎杖｢急な引越しだったもんでね！今日は仕事でコッチ来ただけだよ。時間もそんなないし、もう行くわ！｣
切島｢ちょっとくらい話そうぜ！？｣
上鳴｢つめてーな！笑｣
緑谷｢虎杖くん！…君たちは、何者…？｣

何か気付いている感じを醸し出す緑谷。カマを掛けてるつもりなのかなんなのか分かんないけど、とりあえず答えてあげよう。

虎杖｢…理解されない者、かな｣

ヒーローから理解が得られるはずが無い。ヒーローで俺たちを許すのは、それはもうイカれてるって言いたい。正直イレイザーとマイクが何故あんなに寛容だったのかは知りたいが、もう関わる気も無いし。
何か言いたげな顔をしている元クラスメイト達に背を向けて、少し先にいる野薔薇たちの元へと走った。