【ヒロアカ】こんばんは、残酷な世界。【呪術廻戦】 (ページ2)

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Episode101.気に食わないページ2

side.A

遂に約束の日になった。この日までにヒーロー殺しが、街に脳無が、とかなんとかあったらしいがそのおかげで皆睡眠が取れていない。
強く当たってしまっても元はお前らのせいだから良いだろう、なんて暴論が頭の中に出てくる。

エン｢遅かったじゃないか。我々も暇ではないと言うのに｣

えらく高圧的なコイツに、ヒーローを名乗る資格が有るのか、なんて言いたかった。

貴方｢それはすみませんね。あなた方の尻拭いでコチラ一睡もしておりませんの｣
エン｢何バカみたいなことを言っている？｣

一触即発、とでも言うのだろうか。後ろにいる生徒たちが不安そうにしているのが手に取るように分かった。

エン｢…それよりも、何故ガキが居る。俺はトップを出せと言ったんだが｣
貴方｢あら、気付かなかったんですか？ここにいる皆は、我々が誇る最高戦力ですよ。
今日の為に態々仕事を前倒しで終わらせ、更にあなた方の尻拭いまでしてきたのですが…話し合うことは無さそうですね。時間の無駄だ｣

子供も働かせるのか、とかあの女が？みたいな事をヒーローから言われたから煽れば、出てくる本性。
やっぱり人間だな、なんて。

根津｢まぁまぁ、落ち着こうか！
…それで、磁操くん。私は君の口から、聞きたいと思っているけど…話さないのであれば、私が今ここで言うよ｣
貴方｢…それで脅しているつもりでしょうか？
あぁ、そうだ。いい事を教えてあげますよ、校長。あなたが話を聞いた公安の者は、秘匿死刑が確定しましたよ｣

目を見開くヒーローたち。
そりゃそうだ、内部情報をそんなに簡単に話されたら困るからね。上の判断だ。これに関しては誰も文句を言ってないさ。

オール｢そんな事が許されると…！｣
貴方｢許されますよ。これは法律ではなく、我々の界隈の"規定"ですから。…校長、あなたも死刑になるかどうかの検討中ですよ？今貴方が考えている行動を起こせば…賢い貴方なら分かるでしょう？｣
根津｢っ、…。｣

悔しそうに食いしばる歯。見てて気持ちがいいね。

貴方｢皆は向こうで料理食べてて良いよ。傑、雄。生徒たちを任せてもいい？｣
夏油｢分かりました。…ありがとうございます｣
灰原｢はーい！じゃあ行こっか！｣

元気に離れていく生徒たちを見送り、ヒーロー達に向き合う。このトップヒーローの中で事情を知ってるのは…ホークスだけか。
雄英高校所属の者も知ってる人は居るだろうが、相澤情報だと正確では無いそうだからスルーしよう。