Episode48.お話 ページ49
side.A
車内は無言のまま進み、高専へと着いた。私が降りれば彼らも同じように降りた。高野ちゃんへのお礼も忘れずに言ってから。
…こういう所を見ると、ちゃんと礼儀もあるし話しても大丈夫かな、って思っちゃうんだよね。
貴方｢高野ちゃん、ありがとう。明日の任務終わり、お礼として何か奢らせて？何でもいいから決めといてね｣
高野｢え、いいんですか！？｣
貴方｢うん。高級店でも何でもいいよ？その代わり明日は一件しか入れないでね？｣
高野｢はい、頑張って調整して参ります！｣
嬉しそうな彼女に手を振れば、満面の笑みで振り返してくれた。…カワイイ。
貴方｢それじゃあ、行こうか。｣
後ろを着いてくる2人は神妙な面持ちで、高専内を興味深そうに見ていた。
この年代になってくると木造ってのが気になるんだろうな。
貴方｢ここにいて。コーヒーとお茶、水、どれがいい？｣
相澤｢お茶で｣
山田｢俺水｣
貴方｢ん、分かった。｣
共有スペースのすぐ近くにあるキッチンへと行けば、相澤達がいる方が少々騒がしくなった。誰か雄英にいる人にでも遭遇したか？
貴方｢お待たせ｣
山田｢おま、五条たち居るって先に言えよ！？｣
貴方｢ごめん。話してると思ってた。｣
五条｢なになに、何話すのセンパイ？｣
貴方｢朧の死因について。彼らには知っててもらいたい｣
五条｢……それでセンパイが荒れないなら良いけど。無理しちゃダメだよ？｣
貴方｢うん。大丈夫｣
悟達は部屋から出ていき、私たち3人だけとなった。
貴方｢…それじゃあ、話そうかな。｣
まず彼らには、朧と同じように呪霊について説明した。そして、私たちがしてる事も包み隠さずに話した。
呪詛師を殺してる、と言うあたりで反応するのはやっぱりヒーローなんだなと感じる。
貴方｢…朧は、ビルの倒壊に巻き込まれた、と言うよりは呪霊のせいで死んだ、が正しい。
朧の身体を見たら術式が刻まれていた。それは酷い疲労感を感じるやつで…貴方達であったらキャパ、私たちでは呪力が無くなるっていう効果だよ。｣
山田｢…じゃあ、アイツが死んだのは呪霊が居たからって事か…？｣
貴方｢…そう。私の術式を刻んだ御札を持たせていれば、ビルが倒壊しても死ななかった。
……ごめんなさい、私の準備不足だったの。呪霊について、私たち基準で考えてしまった。｣
彼らは、なんて言うだろうか。
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ハク(プロフ) - 氷飴さん» コメントありがとうございます！文章を褒めていただきありがとうございます、嬉しいです！頑張ります〜！！ (2022年1月21日 16時) (
レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 最近読み始めた者ですー！！文章力凄すぎてめっちゃ読みやすかったです！いつもいつも楽しく読ませていただいてますー！お体に気をつけて頑張ってください！ (2022年1月21日 6時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 明理さん» 書き忘れてました、ピツメーカー様です！応援ありがとうございます、頑張ります〜！！ (2022年1月20日 18時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - どこのイラストメーカー様ですか？？めっちゃ面白いですね！更新頑張ってください！！ (2022年1月20日 16時) (レス) @page2 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 馬鹿ですさん» コメントありがとうございます。どちらの作品もネタバレありますのでお気をつけて…！ありがとうございます、頑張ります！ (2022年1月16日 5時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2022年1月4日 23時
