Episode34.来校者 ページ35
side.A
放課後。2週間に1回している呪霊の掃除をしようと席を立った時だった。
｢おい、あれ誰かの知り合い？｣
｢あ、先生が行った｣
｢誰だろー？｣
校門側の窓に皆が集まっていた。少々嫌な予感がした為覗こうとした時、後ろから手を掴まれた。
白雲｢A、！雄くんが今、来てて！健人くんが、危険だって！雄くんも酷いけど、健人くんが…、Aを呼んでって言われて、｣
滅茶苦茶で何を伝えたいかすぐには分からなかった。しかし、雄と健人、の名前を聞いて嫌な予感は当たりだったかとガッカリする。
貴方｢…ごめん、1年A組に言って硝子達も呼んで！｣
白雲｢任せろ！｣
山田｢知り合いか？｣
貴方｢大事な後輩なの、ごめん窓から行く！｣
いちいち階段使って言ってる暇はない。最短距離じゃないと間に合わない気がした。
────
────────
貴方｢、雄！｣
灰原｢Aさん！七海が、｣
｢部外者を勝手に入れるな！磁操！！｣
貴方｢それでヒーローのつもりかよ！黙って！雄、センサーなってもいいからこっち入って。学校前だと大事になっちゃう｣
灰原｢はい！七海の怪我はお腹と左足、右手首です。術式が当たるのも見ました｣
貴方｢…ありがとう。｣
けたたましい警報が職員室に響いたのだろう。教師が皆駆け寄ってくる。…まぁ術式で近付けないようにしているんだが。
｢おい！磁操！！何してるか分かってるのか！｣
貴方｢よかった、息はある。…雄、あと少しで硝子くるからね。｣
灰原｢、はいっ！｣
貴方｢ここまで大変だったね。…健人を救ってくれてありがとう。｣
灰原｢っ、｣
そっと頭を撫でる。サラサラな髪は健全だった。雄に話しかけながら、健人への反転術式を開始する。
お腹は抉れていて、本当に良く生きてたって状態だ。
家入｢先輩！｣
貴方｢硝子、雄の怪我治してあげて。その後こっち助けてくれると有難い｣
家入｢分かりました。灰原、こっちおいで｣
五条｢先輩、七海大丈夫なの！？｣
夏油｢灰原、七海！大丈夫か！？｣
灰原｢せんぱ、い…！｣
雄は泣き出してしまった。しょうがないだろう、ついこの前念願の1級に上がったのに、いきなり特級に近い呪霊と戦わせられた。
……主に私のせいだろう。上層部にもうちょっと媚び売らないとか。
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ハク(プロフ) - 氷飴さん» コメントありがとうございます！文章を褒めていただきありがとうございます、嬉しいです！頑張ります〜！！ (2022年1月21日 16時) (
レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 最近読み始めた者ですー！！文章力凄すぎてめっちゃ読みやすかったです！いつもいつも楽しく読ませていただいてますー！お体に気をつけて頑張ってください！ (2022年1月21日 6時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 明理さん» 書き忘れてました、ピツメーカー様です！応援ありがとうございます、頑張ります〜！！ (2022年1月20日 18時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - どこのイラストメーカー様ですか？？めっちゃ面白いですね！更新頑張ってください！！ (2022年1月20日 16時) (レス) @page2 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 馬鹿ですさん» コメントありがとうございます。どちらの作品もネタバレありますのでお気をつけて…！ありがとうございます、頑張ります！ (2022年1月16日 5時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2022年1月4日 23時
