Episode24.体育祭 ページ25
side.A
寝不足のまま参加が決定した体育祭。
正直、私の両親が死んだと聞かされた日からあまり眠れていなかった。
純粋に任務が立て込んだってのも勿論ある。学校を休むくらいね。
その他にも、公安と協力して親と組んでいた呪詛師を洗い出したり、悟に頼んで親の術式を教えて貰ったり。
結局何も分からなかったが、何故か体の傷は全て消えた。これは恐らく、両親の死が関係しているんだろうけど。
相澤｢…おい、お前本当に大丈夫か？｣
白雲｢それ。クマさらに酷くなってない？｣
貴方｢え？あぁ…大丈夫。｣
山田｢ホントかー？｣
何だかんだこの4人で過ごすようになってしまったが、正直苦しい。
何が嬉しくてヒーローを目指してるコイツらと一緒に居なきゃいけないんだ。
────
────────
｢それじゃあ早速始めるぞ！第1種目はコレだ！！｣
スクリーンに映されたのは障害物競走の文字。コースは4kmらしい。
コースアウト以外はなんでもOKな自由競技か。
｢スタートラインはアソコ！早い者勝ちだ！｣
みんながこぞって狭い門へ行く中、私は独りグラウンドに残っていた。こういうのは最後から1位取るのが面白いんじゃん。
どうしよっかなぁ。みんなの磁力変えてくっつけるの面白そう。
｢それじゃあスタート！｣
いきなり始まる競技。なんの準備もしてなかったや、まぁいい。
第一関門らしいロボットを見つけた。…アイツにくっつけようかな。
ちょっとカッコつけて指パッチンをする。こうすればみんなコレが発動条件だと勘違いするんじゃないかなぁ、なんて希望を込めて。
｢なっ、｣
｢なんでだよ！？｣
｢動けない！！｣
みんなの悲鳴を聞きながら先へと進む。ここである程度の人数落とせたからいいだろう。あとは前に居るヒーロー科の人達だけど…ひとっ飛びで行けるかな。
足に呪力を込めて跳ぶ。上から見ると気持ちいいなぁ。けど高専の自然には負けるね。
貴方｢あっはは、先頭みーつけたｯ！｣
名前分からないけど見たことはある。多分同じクラスかな？なんて思いながらロボから剥ぎ取ってきた鉄の板にくっつける。
｢な、んだよコレ！｣
貴方｢お土産。そのまま人の波に行ったらみんなくっつくから気を付けてね｣
寝不足で辛いが、こういう嫌がらせが出来るのは楽しい。後でしっかり怒られたが。
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ハク(プロフ) - 氷飴さん» コメントありがとうございます！文章を褒めていただきありがとうございます、嬉しいです！頑張ります〜！！ (2022年1月21日 16時) (
レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 最近読み始めた者ですー！！文章力凄すぎてめっちゃ読みやすかったです！いつもいつも楽しく読ませていただいてますー！お体に気をつけて頑張ってください！ (2022年1月21日 6時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 明理さん» 書き忘れてました、ピツメーカー様です！応援ありがとうございます、頑張ります〜！！ (2022年1月20日 18時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - どこのイラストメーカー様ですか？？めっちゃ面白いですね！更新頑張ってください！！ (2022年1月20日 16時) (レス) @page2 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 馬鹿ですさん» コメントありがとうございます。どちらの作品もネタバレありますのでお気をつけて…！ありがとうございます、頑張ります！ (2022年1月16日 5時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2022年1月4日 23時
