55.最後の日 ページ7
緑谷side
あれから1週間が経った。今日で夏油先生と会うのも最後だ。
放課後のSHR、夏油先生から改めて挨拶があった。
貴方｢短い間ありがとう。私が生きてる保証は出来ないけど、また会えたら良いね。
生きてたら…そうだね、君たちの卒業式の日、ここに来るよ｣
芦戸｢ホントに！？｣
貴方｢"生きてたら"、ね｣
その言葉は、まるでこれから死ぬ様な。
もしかして夏油先生は、これから難しい任務に出て、死亡する可能性があるから"担当が外れた"、と言うことにして僕達が悲しま無いようにしてる…？
……いや、考えすぎか。
上鳴｢な、なんでそんなに…｣
貴方｢過度な期待はさせてはいけないからね。数年後の未来の想像なんて出来ないんだよ｣
そう言った夏油先生の目には、光が無かった。それはさっき考えた可能性を補助するような…。
貴方｢…ま、大丈夫だよ。きっと。3年後、誰一人欠けてない君たちの立派な姿を楽しみにしてるよ。｣
そう微笑むと、夏油先生は一礼して相澤先生と場所を交代した。
飯田｢相澤先生!!少しお時間よろしいでしょうか!?｣
相澤｢？あぁ。今日はコレだけだからな｣
飯田｢ありがとうございます!!夏油先生、もう一度コチラへお願いします!｣
話を聞いてからすぐに、クラスのみんなで準備したんだ。最初の方は残酷な人だと思った。心を開いてくれないし、職場体験の時なんて酷かったし、怖かった。
でも、その後にあった夏油先生が飛ばされてきた事件で、今までの厳しい言い方の理由を知った。
───いつ死ぬか分からないから、敢えて壁を作ってるんだ、と。
そして、この前のかっちゃん救出作戦。あの時、信頼度はゼロになった、と言っていた。壁は作ってたけど、信頼はしてくれていたんだ。それを裏切ったのは僕らの方。信頼を取り戻す事が出来ないのは悔しい。けど、将来テレビで活躍出来ればまた信頼してくれるだろうか。
飯田｢代表して僕が!!
夏油先生、半年という短い間でしたがご指導ありがとうございました!!!
…呪術師という職業柄、ヒーローの卵の護衛は非常に苦痛だったと思います。
僕達が夏油先生にキツい言葉をかけたこともありました。それでも先生は陰ながら守ってくれていました。
先生は、職業は違ってもヒーローだ。
……僕達からのプレゼントです。｣
そう言って、八百万さんと飯田くんが花束と寄せ書きを渡す。夏油先生は驚いていた。バレてなかったんだ…！
貴方｢…こんな私をヒーローって言ってくれてありがとう。｣
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ハク(プロフ) - (。∀゜)ｼﾗｽさん» そう言って貰えてすっごく嬉しいです！これからも頑張ります〜！！ (2022年6月26日 7時) (
レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
(。∀゜)ｼﾗｽ - 面白かったです！ハクさんの作品私が読んだものは全部面白かったです！これからも頑張ってください！ (2022年6月25日 17時) (レス) @page36 id: 53be486ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - プスメラウィッチさん» どうでしょうか…。正直私も覚まして欲しいです()。直ぐに更新するので待ってて下さい!!(訳:ネタバレになっちゃうので伏せときます…、ごめんなさいm(_ _)m) (2021年5月15日 15時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ハクさん、いつ夢主ちゃんは目を覚ますですか？早く目を覚まして欲しいです。 (2021年5月15日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 天霧さん» ありがとうございます!!頑張ります(*´ω`*) (2021年5月12日 19時) (レス) id: dc85f2d154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2021年5月8日 20時
