【AHP＊嫌われ】闇病み止み【W学園】

3＊死 ページ4

私は今、ある深い森の中にいた。
右目はもう感覚を失い、痛くはない。
手には家から取ってきた包丁。


私はここを死に場所に決めたの。


遺書も書いた。
お母さんとお父さんにはすごく申し訳ないけど･･･


「私にはもうっ･･･」


手段は、コレしか。
自殺しかないの。


死んだら楽になれるなんて、そんな甘い事望んでるわけじゃない
ただ、自分達がしてきたことがどれだけ醜いことだったのか
凛檎たちに分かってほしくて。

後悔して『あんなことしなければよかった』って言ってほしいから。

自殺するの。


「･･･さよなら」


.


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私は自分の心臓に包丁を突き刺した。


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最後に浮かんだのは、大好きなお母さんとお父さんの顔だった。


私はあなたたちの娘に生まれてこれて幸せでした。
今までありがとう


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「―――おい!!」


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あぁもう、うるさいなぁ


私を呼ぶのは、一体だれ?


.


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霞む視界の中に見えたのは、
エメラルドグリーンの綺麗な瞳だった。


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