【AHP＊嫌われ】闇病み止み【W学園】

1＊日常 ページ2

チュンチュン・・・


最悪。

朝が来たよ今日も。

「・・・はぁ」

どうせ無理なことは分かってるんだけど、『明日が来なければいいのに』っていつも思ってる。

すると、遠慮がちに扉が開かれた。

「A」

お母さんの柔らかい声。
落ち着く･･･

「もう朝よ。起きて」

「･･･うん」

学校に行くのは嫌だけど、お母さんを心配させないために学校へ行く。

「最近、友達とは上手くいってる?」

「―――うん。絶好調」

の、逆。なんてね

―

いやだなぁ。
なんで学校着くんだろうな

嫌々ながら扉を開ける。

「うわぁ、また来たよぉ？」

「まぁ来てくれる方が面白いしいいじゃんｗｗ」

「まぁねーｗｗ」

何なのこの人達。
何がしたいのこいつ等。

なんて言えないよ。

「・・・」

無言で席につくと、髪の毛をぐいっと引っ張られた。

「あぁあ〜。この髪の毛うざったい。切っちゃおうかなぁ？」

「てか、染めてるんでしょぉ？マジきもいんだけど」

私の髪の色は金髪。でも若干黒が混じってる。
それはお父さんがイギリス人でお母さんが日本人だからなんだけど、メッシュが入ってるみたいになってるから染めてるって思われてる。
それが気に入らないみたい。
そのくせに、目は綺麗な水色してるから･･･
これもカラコンって思われてる


てか、それが理由でいじめるのはおかしいと思う


「ねぇ･･･何とか言えば?」

「･･･････････」

「はぁ〜。まぁーじつまんない」

「あ、ねぇねぇ。ここにいいモノあるけどぉ?」

そう言って、女子が取り出したのは手術用のメスみたいなのだった。

「なんか、理科の実験で使うらしーよ？」

「いいねっ！それ使って痛めつけちゃおー♪」

女子の数人が私を取り囲み、手を縛られる。
身を捩って抵抗すると腹を思いっきり蹴られた。

「げほっ・・・」

「抵抗すんじゃねーよ。大人しくしろ」

あぁ、神様助けてよ

.

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