似ても似つかない坂田の姉【歌/い手】【あほの坂田】 (ページ43)

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41 過去編２ページ43

霧の悪いところで…くそっ
……………

母「ごめんね…こんな…母、親で…優と半分しか血が繋がってないのに…そんな事頼んで…」

『血の繋がりなんてどうでもええ！…お願い…死なんといて！』

母「無…りよ…もう、分かるわ…お願い…優を…守って…あの子は、知らなくて、いい…あなたに…任せるわ…父親を、父親だなんて…思わないで…あいつは…私以外にも…人を、こ、ろし…たから…」

『嫌や！いかんといて！』

母「ごめん…ね?こんな…母…親で…あり…がとう…愛…して…るよ…」

『嫌、嫌や…ねぇ、お母さん…ねぇ…』

母「…」

『…私も、愛してるよ…お母さん』

『優は…うちが守るから…安心して…』

そう言い残して、うちは言われた通り、母の部屋から、通帳3つを取り出して優を起こして連れてった

ちなみに、通帳には、いっぱいお金が入っていた…全部合わせて200億くらいかな

ここからは、優も覚えてるんちゃうかな？

『優！優！』

さ「なぁに？姉ちゃん…」

『逃げるで！付いてきて！』

さ「逃げる？何で?」

『ええから！』

さ「パパとママは？」

『後で話すから…ね』

さ「…ん」

『ほら、背中のり』

さ「…うん」

『とりあえず、人から見られへんように逃げな…』

さ「僕、誰も知らない秘密の逃げ道…知ってる」

『そうなん？』

さ「昔ね、ママが教えてくれた…何かあったらここからは逃げてねって」

『教えてくれる？そしたらねとってええよ』

さ「分かった…西のお庭の…桜の木の裏…柵に穴が空いてる…」

『分かった…着いたら起こすわ』

少年少女、逃走中…

『ここか…』

さ「…ん」

『優、先通り』

「いたぞ！」

『ｯﾁ…早う行き…』

さ「う、うん…」

『よし、うちも行かな…』

「待て！」

ｻﾞｼｭｯ

『って…ｶﾞｻｶﾞｻ』

「待て！」

さ「姉ちゃん…大丈夫?背中、真っ赤か」

『大丈夫やよ、ほら、行こ』

そうして、私はしばらく走り続けた、止まったら追っ手が来ると思っていたから

何度も止まりそうになったけど、優のためだと思ったら苦じゃなかった

しかし、人間誰しも限界はある

疲れきってしまい、公園の遊具の中に優と2人でいたら、とある人と出会った

優と同い年くらいの少年

??「誰かいんのか？？って血!?大丈夫か!?」

新キャラ登場!?