Housekeeper. (ページ11)

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澤夏side

あれから3日後、つまりAとご飯を食べに行く日。

一日中ソワソワしっぱなしな俺に何人かは気づいてたみたいだけど誰も何も声をかけてくれなかった。笑

やっとの思いでリハが終わり、約束の時間になった。

普段は書かない手汗までかいていて、久しぶりでちゃんと話せるのかという緊張でリハ終わってからここに来るまでどこを通ったのかも覚えてない。笑

A「夏輝くん、、？ごめん待たせちゃったね。」

澤「ううん、全然待ってないよ。笑久しぶり。来てくれてありがとう。笑」

A「こちらこそ、誘ってくれてありがとう。」

澤「そろそろ入ろうか？」

A「うん。」

それから少ししてだいぶお酒も回ってきた。やっぱり俺はお酒が入ると勇気が湧き出てくるらしい。

澤「あのねA。俺…本当にあれからずっとAのこと忘れられなくて。もしもまだAに気持ちが残ってるならまたこうしてあってくれないかな？」

A「……。ごめん。」

澤「慧人…？」

A「？！なんでそれを？」

澤「ははっ。笑男の勘ってやつかな～笑」

A「ふふっ。変わってないね。笑」

澤「男の勘ついでにもう一個いい？もうちゃんと慧人のこと好きでしょ？でもまた俺の時みたいに支えられないからとか思ってるでしょ？」

A「……」

澤「支えようなんて思わなくていいのに。笑ありのままのAが好きだったし好きだし、いい意味で俺らは支えてもらわなくても大丈夫なんだよ？」

それからAは泣き出して、俺ももらい泣きしてしまっていい年した大人ふたりがいいお店で泣くっていうカオスな状態になってしまった。笑

お店を出たあともこれが最後だからとわがままを言って公園に付き合ってもらった。

だって、まさかこれが波乱を起こすなんて誰にもわかんなかったんだもん。笑