【リゼロ】王選ですが、気を引き締めずに頑張ります！

ロズワール邸 ページ6

＿＿大丈夫なの、パック？

＿＿うん、リアが思うほど、状態は悪くないからね。

＿＿そうなんだ……よかったぁ。

声？さっきのエルフの子と、パック？
え？あの顔にするパック？

「顔パック！！！」

「やあ、起きたかい？」

「と思ったら猫でした！」

灰色猫…空飛んでる！今までウルガルムやら白鯨やらを見てきたけど…飛んでる猫ちゃんは見たことがない！

そもそも！わたしは大司教やら魔獣やら魔女やらに気を取られすぎてたんだよ！やっぱりファンタジー！空飛ぶ猫は……王道？なのかな…？

「リアが助けてくれなきゃ、君はあの晴天の中で干からびていただろうね。ボクの娘に感謝してよね」

「空飛ぶ猫が喋った！！」

「もー、失礼だなー。僕の名前はパック」

「おお、う！パックね！わたしはチナツだよ」

本当に喋ってる。現代みたいなアンドロイドでもなさそう…。さらに、現代の技術力じゃあ、飛ぶだなんてできないでしょ！

すごいなぁ！！！
なんかこの数ヶ月であんまりにもいろいろなことが起こりすぎてて、よくわかんないや！

でもなんか、やっとファンタジーって感じが出てきた！

「ところで……私は今どうなって？」

二人は顔を見合わせて苦笑いをしてるけど…

「はい」

「うん？……ええ！？」

顔面がボコボコでどこぞの〇〇見たくなってる！？誰だよわたしのキューティクルなお顔をこんなにしたの！！

けせぬ！！

メイド…おそるべし！→←チナツとエミリア共同作業

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