【リゼロ】王選ですが、気を引き締めずに頑張ります！

素性の知らない男 ページ4

「＿＿俺の名前はぁ、ナツキ・スバル！王選候補者の1人であるエミリアたん…エミリア様の騎士だ！」

エミリア？ああ！あの可愛い半魔ちゃんのこと！？エミィちゃんかぁ！あの子可愛いんだよなぁ。

「そう、じゃあライバルだねっ！」

「ライバル？」

「そうよー！ライバル」

わたしは鼻を鳴らし、腕を組む。

「悪いけれど、王はもう決まっているの。わたしが支援する、プリシラ・バーリエル様が、王選候補者の中で、一番輝いておられるんだから！他の候補者なんて、目じゃないわ！」

「ソルテ、プリシラ様って？」

「んもう！いきなり馴れ馴れしいですねえ！ナツキ君っ！……うん？『プリシラ様って？』ですか…？」

わたしは絶句してしまう。
えっ、この人本当にエミィちゃんの騎士ですか？もしかして、新手の『騎士騎士詐欺』なんじゃ…。

「ああっ！最近ここな変に引っ越してきたばっかなんだ。王選の事も、つい最近に知ってな」

「へぇ…なら、知らなくてもしょうがないですね！ごめんなさい！わたし、早とちりしやすい性格で。＿＿ところでナツキ君、君、エ……エミリア様の騎士でしょう？わたしは付添人だから王宮には入れないけれど、ナツキ君…騎士なら入れるよね！どうして？」

「エミリアに…『ついてこないで、私は心配いらないわ。スバルはここな辺を見学してみたらどう？すごーく、為になると思う…』だとよ」

さっすがエミィちゃん！愛らしい上に気遣いまで出来ちゃうなんて。さぞかしパックも、鼻が高いだろうな。

「＿＿そういえばソルテって、どこでエミリアたんと出会ったんだ？」

「ふふんっ！聞きたいですか？わたしと、エミリアちゃんの出会い……なつかしーですなあ」

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