【リゼロ】王選ですが、気を引き締めずに頑張ります！

王選開始二時間前 ページ1

＿＿舞台は王選。そう、今日は

「王選ですよ！プリシラさま！！」

プリシラが王になられる王選！！プリシラさまの勝ちはやる前からもう決まっている！

「だいぶここに染まってきたな」

「当たり前じゃないですか！もうあれから二年経っているんですよ！わたしももう立派なレディーですし！」

わたしが異世界に迷い込んでから二年。アルさんとの交際も良好で、シアちゃん、シュルトくんともすごく仲がいい。プリシラさまは、当時は悪魔だと思ってたけど、今では女神にしか見えないし。

「そんなに焦らんでも良い。妾が王になることは、王選を行う前からわかっておる。だが、無能な凡愚どものため、妾が自ら足を運んでやる。これほど幸運なことはない。凡愚どもも、妾をその目に焼き付けられて、嬉しく思うはず」

わー。二年前と変わらずプリシラさまは通常運転ですな。

「あー。このマント邪魔だなー」

「アルさん、なんですかそのマント。ダサいです。くそダサいです」

山賊みたいな服の上から羽織るもんじゃないですよね。そのマント。某機械映画みたいになってますよ。どうせなら右手に光る剣でも持って見ます？絶対似合いますよ。

「しょうがねぇだろ。このマント羽織って王選でねぇといけないんだよ」

王選の間、某機械映画みたいな格好してるアルさんを見ろと？爆笑もんじゃないですかやだー。

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