らくだい魔女と滅びた国のプリンセス

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「学校だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

「うるせぇな。Aは・・・」

「うわぁ。テンション低ッ！」

「悪かったな、テンション低くて。」

「ところで、フウカは？」

「あぁ、アイツは遅刻常習犯だからな。」

「常に遅刻してるんだ。フウカ・・・」

「まぁな。」

なんて普通に話していると

「チ・ト・セくぅぅぅぅぅん！！」

「ぎゃっ！！」

いきなり何かがつっこんできたのでよけた。そして、チトセに何者かがひっついた。

「うっ！！ロリエっ！！」

「キャッ！チトセ君今日もイケメンっ！！」

ロリエとよばれた少女は、顔はそこそこ可愛くてフワフワで二つにくくってあるクリーム色の髪に茶色瞳の子だった。
にしても、匂いがキツい。
その子は私に気がついたのかこっちを見てきた

「あ、貴方かなり美人ね。もしかしてチトセ君の彼女？」

「え、いや。違いますケド・・・・・」

「だよねぇ。チトセ君の彼女といったら私しかいないものねぇ。ウフフ」


「ハ、ハハハッ・・・・・」

「あ、貴方可愛いから私の友達にしてあげるっ！」

「あ、ありがと？」

「ところで何でチトセ君と一緒に登校してるのぉぉ？？」

「あ〜・・・親がいろいろあってチトセのお家にしばらく預けられてるんです。」

「ふぅん？まぁいいわぁ、チトセくぅん！私は先に学校行ってるわねぇ。アデュ〜」

そういうとロリエは投げキッスをして学校に向かっていった


「うぅ・・・匂いが・・・ッ」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！？チトセ！？大丈夫？？」

「大丈夫じゃねぇ。」

「う、うん。だよね。」

美少女なのに、匂いと性格で残念な少女になってる・・・・・もったいないなぁ。

「先が思いやられる。」

私がポツリと呟くと、チトセも激しく縦に首をふった。

8.→←6.

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