及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』 (ページ30)

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いやーすごい…

烏野ももちろんすごいが、アレを目の当たりにしてるのに冷静な音駒のセッター

しかも最後速攻止めるし…

そういえば名前聞いてなかったな

黒尾と夜久くんは聞いたけど、セッターの子ずっとゲームしてたしなぁ

…興味深い

リベロもうめぇなぁ

夜久くんも、そして烏野の奴も

あー！バレーやりたくなるー！！

嶋｢バレーやりたくなってきた？｣

貴｢バレましたかw｣

滝｢やろうぜ！次の練習はなぁ…
来週の木曜日｣

貴｢あ、その日は無理ですw｣

滝｢なぁんっだよお！！！！w｣

そうこうしているうちに、第2セットが始まる。

───────

────

貴｢音駒の7番、だいぶ日向について行くようになりましたね｣

嶋｢あぁ、結構捉えるよな｣

滝｢う！どっちもきついだろうなぁ！｣

日向、ショックだろうなぁ…

日向に目をやる

貴｢うわ〜怖いスね…｣

戦意喪失どころか、やる気に満ち溢れてやがる

試合は進む

22-24
音駒が優勢

滝｢デュース、持ち込みたいなぁ｣

烏野はラストボールを日向に託す

貴｢普通の速攻と使い分けができてる…｣

この1試合で…

どんだけ成長すんの、こわっ

まぁそれでも付け焼き刃だけどな

でも

ピピーッ！！

試合終了のホイッスル

烏野は負け

嶋｢猫又監督、よく言ってたなぁ｣

滝｢繋ぎ続ければ負けない、だろ｣

貴｢もうほんとそれですよね…｣

いまとなってはいい思い出だな

そのあとの日向の『もう1回！』が何回もあって、さすがに音駒は帰ることになった

帰りも俺が新幹線口まで送り届ける事になっている

音駒が来るのを待っていると

烏｢よう｣

貴｢烏養さん！お疲れ様でした！｣

烏｢任せてすまんな｣

貴｢いえいえ、今日は俺も久しぶりに楽しい試合が見れました(笑)｣

烏｢コーチ続けることになったから、また頼むことがあったら…よろしく｣

貴｢仕事がなければよろこんで♡｣

お、ゾロゾロと来ましたね

赤ジャージの奴らが

貴｢じゃ、またご飯行きましょーね｣

スチャッという効果音が着きそうなほど機敏に敬礼し、音駒を車に乗せていく

また運動部らしく｢おねしゃす！！｣と言いながら車に入ってくる高校生達を見るとやっぱりどこか懐かしい

そして隣は黒尾
案の定黒尾
またしても黒尾

黒｢オナシャス！！！｣

黒尾。