及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』 (ページ22)

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２１件目ページ22

貴「ふぁ～...」

グググっと伸びをし、時計を確認する

18時32分

長滝さんのとこに行かないと

貴「長滝さーん、こんばんはー」

夏「あ！お兄ちゃん！！」

長「あら！先生！
あ、お兄ちゃんって先生の事だったのねぇ
なら安心だわ」

信用されているようで何よりです

患者からの信頼は医者の誇りですからね

貴「じゃ、お孫さんは責任をもって俺がお兄ちゃんのところまでお届けしますから
明後日には退院です。お大事に。」

長「はぁい～
じゃあね！なっちゃん」

夏「ばいばーい！」

駐車場へ行き車に乗る
もちろん夏ちゃんも

なぜか、助手席に乗り込んでいた

夏「へへー！お兄ちゃんに近いよ！」

かわいい(真顔)

貴「ぃよし！じゃ出発すっかー！」

エンジンをかけ病院を出た

。

夏「お兄ちゃんは夏のお兄ちゃんとともだち？」

貴「いや...夏ちゃんのお兄ちゃんの、先生(？)と友達だよ」

夏「そうなんだ！
夏のお兄ちゃんはねぇー、身長はちっちゃいんだけどね！
すっごく高ぁくジャンプするんだよっ」

貴「へぇ...
夏ちゃんは兄ちゃん好きなんだなぁ」

夏「うん！！夏といっぱい遊んでくれるもん！」

なんか腹減った
なんか肉まん食べたくなってきた

貴「よし、夏ちゃん寄り道しようぜ！
兄ちゃん肉まん食べたくなっちゃったわ←」

キキッと車を止め近くのコンビニへ

貴「夏ちゃん何食べたい？」

夏「え、いいの？？」

少し遠慮気味に

貴「あたりまえだろ～
で、何にする？」

夏「なつも、肉まん！！」

肉まんを2つ買い車で食べながら車を進める

道中いろんな話をした

兄ちゃんはチョロチョロしてよく怒られるんだとか笑

夏「お兄ちゃんびっくりするかなぁ？」

貴「きっとなー！
もうすぐ着くぞ」

やっぱりバスより車の方が断然速いなぁ

今18時46分
この調子だと早めにつきそうだ

程なくして烏野高校に着いた車から飛び降りるように夏ちゃんが降りた

夏「お兄ちゃんも早く行こう！！」

うんかわいい(真顔)

貴「あぁ」

一緒に体育館へ向かう

ギギッと重い扉を開けると
大きいネットに明るい証明
バシンッという床に当たるボールの音

見慣れた光景だが、久しぶりだ。

夏「おにぃちゃぁぁん！！！」

あっ、今練習してるのに…笑←

みんなの視線がこちらへ集まる

気づいてなかったみたいだ

日「え...夏！？！？」