106cm ページ10
貴「お、落ち着いて話そうよ…」
声が震えていたかもしれない
苦しい。
この言い合いは
二人共、すっごくバレーが好きで…
勝ちたくて、起こったものだから
日「おれは
自分で戦える強さが欲しい!」
影「てめぇのワガママでチームのバランスが崩れんだろが!!」
影山くんが翔陽を突き飛ばす
貴「翔陽ッ…!!
影山くん!落ち着いて!」
谷「な…仲良く…仲良くしよ…!?ね…!?」
仁花ちゃんが泣きそうな顔で二人を見る
わたしも多分、同じ顔してる
そんな私たちを見てか、一瞬顔をゆがめた影山くんが冷静に翔陽に言い放った
影「『‘勝ち’に必要な奴になら誰だってトスは上げる』
…今も変わりねぇからな」
そういって振り返った影山くんの顔が辛そうで何も言えなくなる
その時
日「かげやまああああっ」
翔陽が影山くんを掴んだ
貴「!!」
影「くっそが…!
放せ!!」
日「トス上げてくれるまで離さない!!」
そんな翔陽を影山くんが投げ飛ばす
貴「翔陽!影山くん!やめてって!!」
谷「だ、誰か…!
先輩!!」
仁花ちゃんが先輩を呼びに行く
立ち上がってまた向かっていく翔陽を何とかして怪我をする前に止めなきゃと翔陽と影山くんの間に懸命に入る
貴「落ち着いてよ!冷静に話そ?ね?」
影「コイツが聞かねぇんだよ!」
日「聞いてる!!影山の言うことだって分かってる!!それでも、おれは…!」
影「聞いてねぇだろ!
俺は!勝つためにお前の意思は必要ないって言ってんだ!」
貴「やめてってば…!!!」
その時田中さんが入ってくる
田「お前らっ、何してんだ…!?」
・
その後、田中さんの助けにより私達は帰路に着いた
翔陽が坂ノ下商店の前まで送ってくれて、その後谷内さんも送っていくと、自転車を押して歩いて帰る二人を見送った
_______
_____
次の日
田「あ、おーい、Aー!」
購買でメロンパンを買っていたら田中さんが声をかけてくれた
隣に何故か澤村さんがいて、
貴「澤村さん!田中さん!こんにちはー!」
田「おう!
って、え、お前メロンパンだけで昼足りんのか!?」
貴「足ります!
今日部活ないんで!」
田「あ、そっかそっか…っていや、それでも俺は足りん!!」
澤「…昨日大変だったらしいな?
田中に聞いたよ」
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夏恋 - 大地さんと夢主ちゃんの鈍感さが可愛いです! 続きめちゃめちゃ楽しみにしてます! 更新頑張ってください! (2020年8月18日 19時) (レス) id: 51f3eea8c5 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - ちいさん» だらけすぎてサボってるだけです!(笑)スミマセン!!これからもゆっくり亀亀な更新ですが気長によろしくお願いいたします!! (2020年5月10日 0時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
ちい - 神レベルに好きすぎて一気読みしてきました、もう更新しないんですかね...(泣)続き楽しみにしてます...っ! (2020年5月6日 4時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 姫坂ひなのさん» うわぁぁぁ頑張ります!!!亀更新ですが飽きずに見てくださいーー!!! (2020年3月12日 11時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - SHINOさん» マジですか!!ありがとうございます!頑張りますっっ!! (2020年3月12日 11時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年11月20日 21時