ちっちゃくても恋してますっ！！３

１０２cm ページ6

ｰｰ貴方sideｰｰ


「大地さんナイスレシーブ！」



あー、今日も澤村さんかっこいい辛い←



ちなみに今現在、音駒と合宿通算3セット目の試合です。





貴「仁花ちゃん！ドリンクまだ足りてる？」

谷「うっ、うん！大丈夫！」





その時、





((ﾄﾞﾄﾞｯ))




谷「あっ」



ふいに仁花ちゃんが声を漏らす



コートを見ると、翔陽と影山くんの速攻が止められていた




貴「…こんなに早く…」




止めたのは確か…



灰羽、リエーフくん？



たしか鉄朗さんが手のかかる後輩だとかいつてた気がしないこともない




翔陽の方を見ると笑っている




ワクワクしている



すごいなぁ




楽しめるの





その時ポンっと肩を叩かれ、後ろをむく




貴「京治さん！」

谷「シャっ！？コンニチハ！！！」




汗をタオルで拭いていいる京治さんに仁花ちゃんが慌てて挨拶した




赤「お疲れ様。
申し訳ないんだけど…」




そこまで言って、何かに気付いた赤葦さんが、わたしの腕を自分の方に引き寄せた




貴「ふぇ、」




え、な、



((ﾊﾞﾁｨｯ))




私の後ろでボールと手がぶつかった音がして、赤葦さんが流れ弾からわたしを庇ってくれたことに気付いた




赤「大丈夫？」



貴「あ、はいっ！
ありがとうございます！！」



赤葦さんの腕の中からパッと離れる



赤「よかった」




ふわっと笑う赤葦さん




いやかっこいいかよ←




谷「だ、大丈夫？！」


貴「うん！赤葦さんが護ってくれたので！」




流れ弾に対する注意が足りなかったわたし！




赤「あ、そうそう
次の試合の得点板頼んでいい？
雀田先輩がやる予定だったんだけど買い出し行って帰りが遅くなるらしくて」



そうなんだ…
大丈夫なのかな？



まあ返事はもちろん



貴「承知シマシタッ！！」






ビシッと敬礼すると、赤葦さんがまた笑う





赤「ありがとう、よろしく」




ポンポンっとわたしの頭を2回軽く叩いて梟谷の方へ戻っていく赤葦さん





貴「イケメンだ…」





そう呟くと、隣で首をブンブンと縦に振る仁花ちゃんがいた

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